ヘタリアじゃないですが、海外生活3年で色んな国の人と出会い、もちろんその国の人全員と会ったわけじゃないので分かりませんが、イメージの固まってきた国の人たちについて書いてみたいと思います。あとはその国の人たちとのエピソードとか。

ただし、完全に私一人の印象です。一応各国複数人以上知ってる人がいる場合のみ書きます。

まずは前編。

  • 中国人
  • 韓国人
  • チェコ人
  • ロシア人
  • アメリカ人

 

1、中国人 - 温和、金持ち、日本が好き

前は日本の観光地でバイトしてた時にマナーが悪い中年の観光客とかも見ましたが、でも留学に来るようなたぶんお金持ちの中国人はホント素敵な人が多いです。とても優しくて、皆温和で、あとアニメの影響で日本が好きという若者が非常に多いです。中国人5人くらい集まると、少なくとも1人は日本狂がいます。私もアニメが好きなのでそういう人とはすぐ友達になれます。

あとそもそも留学できるような人達なので本国では一般的でない可能性がありますが、とにかくお金持ちの中国人が多い! やっぱり今中国は景気がいいのかな、という印象です。あとやたら奢りたがる。スーパーでもレストランでも、友達同士女の子同士でも奢ろうとしてきます。何故?? 家でご飯作るにしても絶対割り勘とかはしません。

やはり日本人にとって一番身近な国の人達なので、留学や移住ともなればやっぱり色々他の国の人たちより似ています。食べ物とか使う言葉とか生活習慣とか。中国人と集まってご飯を作ったりすると幸せです。やっぱアジアのご飯が一番だー。

今働いてる会社も二人中国人がいるんですが、二人とも紳士でホント素敵です。

あとたまたまかもしれませんが、中国人って背が高い人が多い! もちろん、これも中国はとても広い国なので、地域などによって平均身長にも差があるかもしれない。でもイギリスで出会うイギリス人の平均身長は日本人より5cmは高く感じます。

あと中国人の女の子ってスキンシップ激しい! すぐ腕を組んできたり、恋人つなぎしようとしてきます。こっちとしては慣れてないのでドキドキです。ヨーロッパ人達は日本人がスキンシップしない民族だと知っているのかハグも遠慮してくる人がいるのに中国人は積極的でびっくりします。初めて会った人に歩きだしてすぐ腕取られた時は衝撃でした。

 

2、韓国人 - 競争社会、整形問題

基本的なことは中国人と同じ感じで、やっぱりアジア人同士気が合うところもあるんですが、韓国人らしいと思った部分が、整形について悩んでいること。

私が仲良い二人の韓国人は二人とも整形をしていないそうですが、それは韓国ではとても珍しいことで、語学学校で同じクラスだった子なんか、韓国の大学の暮らす50人中、整形してないのはその子含めて2人だけとか…。

あと辛い物すきですねやっぱり。イメージ通りでした。

 

3、チェコ人 - 言いたいことは言うのが誠実

フラットメイトがチェコ人で、2年間一緒に住んだのでその間沢山のチェコ人にも会いました。フラットメイト曰く、チェコを東欧と呼んではいけないとか。中央ヨーロッパと呼ぶべきって言ってました。スラブ系の国ですけどね、言語も顔も。まぁでもその辺の地域の区切りは歴史や政治的なことや色々絡むので素人には難しいです。でもヨーロッパでは東欧(Eastern Europe)というのは貧乏なイメージがとても強く、社会主義、治安が悪い、教養がない、そういう印象を持たれたくなくて、東欧人ってあまり呼ばれて嬉しいものじゃないみたいです。ホントの東欧人が可哀想だけど…。でも出稼ぎにイギリスに来てる人とかすごく多いですからね。

住んでみて、身近に暮らしてすごく学んだスラブ系の文化として、「はっきり言う」っていうのがあります。思っていることを包み隠さず言うのが、チェコの文化ではとても大切なようで、「ええ、それ直接言う?」っていう出来事も度々ありました。

あとこの文化について裏付けるのが、一度「Honest」という言葉について話してて気づいたんですが、チェコ人、少なくとも私のフラットメイトはHonestの二つの意味、「正直」と「誠実」と意味を知らなかったんです。誠実の方があまり分かってなかったようでした。歌のHonestyとか特にその誠実さの話だと思うんですが、その言葉に二つの意味があることが分かってなくて。これはつまり、「正直であること」=「誠実であること」という文化があるからなのでは。と思いました。日本においては頻繁に、言わないことが誠実であるという場面もあると思います。例えば辛いのを言わずにひたむきに頑張るとか。

なので、チェコ人とうまくやっていくには、勇気を出して言ってしまうこと。ぶっちゃけ日本人が言われたらショック受けそうなことでも、割と平気です。思っていることを言ってくれてありがとうってなります。

あとチェコ人はTeachとLearnを間違えます。皆。チェコ語では同じ言葉らしい。あとチェコ語って日本人にはかなり難しいです、発音が。お隣のポーランドはポーランド語とても発音しやすいのに。なんかZとDの間の発音とか、CとKの間の発音とか、それどうやって発音してんの??って音が沢山あります…。でも少しは覚えました。「ドブロノーツ」でおやすみ。「ヤクセマーシュ」で元気?です。この辺はカタカナに近い発音なので伝わる。なんか♪をつけた感じで言うといい。

 

4、ロシア人 - プライド高い、厳しい、怖い、でも綺麗

仕事場に3人ロシア人がいて、一人はうちの社長、もう一人は私の上司なんですが…。もちろん出世した人達だからかもしれませんが…。ロシア人は超プライドが高い!!

とにかく気が強くて、きついことも言うし、自分が一番になるという欲がすごいです。

だから部長や社長になれるのかもしれませんが…。正直日本人の私にとってはとーーーーっても怖いです。

しかし、それにしてもロシア人は美人が多いです。目鼻立ちがはっきり華やかな顔の人が多い! 社長ももう50代ですけど、でもかなりイケメンです。社長が通るたび「わー社長ー!」ってなります。背も高くてオーラある。

最近ユーリ!!! on ICEというロシア人がいっぱい出てくるフィギュアスケートアニメが流行ってますが、コーチのヴィクトルはまぁイケメンキャラなのでいいとして、ヴィクトルのコーチのヤコフや、バレリーナのリリアさん、あの中年の二人の厳しい感じ、ホント現実のロシア人って感じです!っぽすぎて笑っちゃいました。

私の上司の口癖は「なんでできないんだ!」「どうしてエラーが出るんだ!」(仕事はエンジニアです)「すでにできてないとダメだ!」

ちなみに、私は上司と働く恐怖を軽減するため、ヴィクトル選手を見てロシア人のイメージを上げているところです。上司も20年前はあれくらいイケメンだったのかもしれないと思えば頑張れます…?

 

 

5、アメリカ人 - 社交的、信心深い、自己紹介は州

アメリカ人はとにかく明るい! ノリもよくて、社交的です。

しかしイギリスにしばらく住んでいると、前は当たり前だったアメリカの英語が、「うわーアメリカ訛りだー」って感じるようになります。不思議ですね。

あとアメリカ人って日本人が思っている以上に信心深いですね。キリスト教の人がとても多い。ガチの人もいますね。

ヨーロッパでは家はキリスト教だけど、自分は特に信仰してないっていう日本人みたいな人が増えてますね。国ににもよりますが。東の方、つまり貧しい国の人ほど信仰している人が多いみたいですけど。北欧なんかは日本と変わらないレベルですね。たまに信じてる人に出会うくらいで。でも宗教の話は結構センシティブなので、もし話すときはまず相手が宗教を信じているのか聞いてからが良いです。そう見えなくても違う宗教を信じていたり色々ありますし。

あとアメリカ人は「どこの国から来たの?」というヨーロッパでは挨拶のような質問に対し、「○○州」ですとなぜか州を答えてきます。まじですこれ。別に州とかこっちからしたらどうでもいいし、アメリカって言えばいいのにまず州を言います。アメリカは合衆国で、それぞれのアイデンティティを大切にしているってことでしょうか。

まぁアメリカって言われたら次にたぶん州も聞くんで合理的かもしれませんが、それは全世界の人がアメリカの50の州を全部知っているという前提のもとにあるのでは…という気もしますが。まぁ実際ある程度知ってるか。マイナーな州の人だったら「アメリカの~」って言うかもしれない。

 

前編まとめ

というわけでまずは5か国の国の人たちの印象をまとめてみました。完全に私が出会った人たちだけの話なので、全然当てはまらない人たちもいると思いますが。

人間はみな同じ人間と言っても、やっぱり国ごとの違う考え方などがあって面白いですよね。

あとこの記事で注意したいのは、ここに出てくる人たちは留学なり移住なりしてきてイギリスに住んでいる人なので、その国の中でも一番ソーシャルで、インターナショナルで、語学が堪能で、お金もある程度ある人達だってことです。

だからやっぱりホントの国民性ってやつはその国に住んで、色んな人に出会わないと分からないことだとは思います。

でもやっぱり国ごと違いを見るのって面白いので。

この記事を読んでくださった方のあるある話も聞きたいです!ではでは。