私は子供の時から読書が大好きで、大学でも文芸サークルに入り、小説だけでなく漫画も好きですし、家には大きな本棚がありました。

今まで電子書籍なんてナンセンスと思ってましたが、海外に移住することとなり、本を全部持っていくことはできないので電子書籍リーダーKindleを買うことに決めました。その結果、正直、海外移住の際にお金を使ったものの中で、1,2位を争う買ってよかったものになりました。まさかここまで使うことになるとは思ってませんでした。

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

こちらが私の買ったKindle Paperwhiteです。これは高解像度のやつで、もっと安い低解像度版もあります。文字しか読まないなら安い奴でもいいかも。

最初はなかなか愛着も沸かず、でも文句をいうのはせめて一冊読破してからだ…。とドグラ・マグラをダウンロード。(お試しで読むような本ではなかったと後で気づいた)

青空文庫にあるような古典は無料でダウンロードできるので、色々落として読みました。

そしてなんだかんだで二年ほど使って、紙の本は紙の本でもちろん良さがあるけれど、電子書籍には電子書籍にしかない良さが沢山あるんだということを実感しました。もし海外に移住したり、留学する予定があるなら、買い物リストにKindleを入れておいて損はないと思います。現地でも買えますけどね。

 

1,軽い・かさばらない

なんといってもこれがKindleを使う最大のメリットです。私のように海外に移住などで本を持っていけない場合、Kindleに勝る読書家を満足させる方法はないでしょう。いくら海外には海外の本があるとはいえ、日本の本は日本語で読みたいです。もし海外に移住する友達などいたら、持っていなければプレゼントにすごくいいと思います。

宣伝でも言っている通り、平均的な文庫本よりも軽い。のにそこに何百冊でも入れられるのです。質量対のパフォーマンスはあまりに良すぎます。

海外移住で一番ストレスになるのが、荷物の重量です。スーツケースに持って行きたいものを全て詰めると、だいたいスーツケースのスペースより先に重さがリミットを超えてしまいます。本なんて密度の高いものは余計にかさみます。このデジタル本というあまりにも大きすぎる利点のためなら、紙の本が好きな人も妥協できるのではないでしょうか。

 

2,海外でも日本の本が読める

例えばロンドンなど海外でも日本の本を売っている場所はありますが、数もなければ値段も日本の数倍します。入荷には時間がかかるし、田舎じゃ日本の本は手に入りません。

日本から送ってもらうにも本は重いので送料がかさむし、通販でも同じです。家族や友人に送ってもらうにも、何度も頼むわけにもいきませんし、海外に物を送るってすごく手間がかかります。

その点Kindleなら欲しい本をいつでも世界中どこでもダウンロードできます。値段も逆に紙の本より安くなっている場合があるくらいで、住んでいる国に関わらず安く買えます。

もちろん日本の本屋の品揃えには叶いませんが、人気のある本はだいたい電子書籍化されています。最近は雑誌や漫画も電子書籍化されますね。海外生活が長くなってくるとホントに日本の物に飢えてくるので、日本の本がこうして海外でも読めるKindleのある今の時代に生まれてよかったなぁとつくづく思います。

 

3,暗くても読める

Kindleにはライトがついているので、暗い場所でも読むことができます。寝る前の読書なら枕元に電気があれば紙の本でも読めますが、たとえばキャンプに行く時など、電気の使用が限られている場面ではとても重宝します。ちょっと外出先で本を読むにも、明るい場所を探したりしなくて済みます。結果読書する機会が増えることにも繋がります。

またKindleに搭載されているライトは、液晶画面のような後ろからの眩しい光ではなく、側面からの自然な光です。ホントに紙を読んでいるような自然な明るさになります。これにはびっくりしました。

やはり紙の本と比較しても良い体験ができるようにとても研究されているんだなーと思いました。

 

4,デジタルならではの便利機能がある

海外生活は関係ないですけど、Kindleには紙の本にはない便利な昨日が色々あります。まずわからない単語をその場で辞書で引けるのが便利です。ブックマークや線引きをデジタルにできることも強いです。あと実はKindleはWebブラウジングもできます。タブレットのように快適なブラウジングはできませんが、ちょっとWebサイトを開いて調べ物くらいならできます。緊急用Webブラウザーですね。

 

逆にKindleが紙の本に勝てないところ

電子書籍がどうしても紙の本に勝てないところ、それはコレクション欲を満たすことです。本棚に沢山お気に入りの本を並べ、友人が家に来ても読書家であることが一目瞭然に分かる、そんな体験はできません。でも逆に言えばそれくらいしか紙の本が特別勝ることはないと感じています。ページをめくる感覚は正直Kindleをタッチしてページを移動する感じに慣れますし、読んだ量がわかりづらいというのも、逆に%で表示されるので、わかりやすく、達成感もあります。

 

 

以上Kindleを海外移住で買って使った感想でした。Kindle絶対いいです。私は出国前前日に思い立って立ち寄った家電製品屋で買ったんですが、ホントによい決断をしました。海外移住や留学をするなら超おすすめです。海外移住するなら一人一台Kindle。