エディンバラのオールドタウンは13世紀に作られたエディンバラ最初の街で、お城から延びるロイヤルマイルを中心に広がる旧市街です。

今回は私が日々携帯に撮りためた写真達とともに、オールドタウンを詳しく紹介したいと思います。

 

1、オールドタウンのメインストリート “ロイヤルマイル”

 

エディンバラのオールドタウンを散策するなら、まずはツアーに参加するのがおすすめです。

オールドタウンは色々入り組んでいるので気ままに歩いても楽しいですが、効率よく漏らさずまわろうと思うと大変なので、ノースブリッジ近くのスターバックス前から毎日無料のオールドタウンツアーも出てて10, 11, 14時の一日三回やっています。

一度参加したことありますがめっちゃ面白かったです、オモシロかったらチップちょうだいねって感じのツアーです。私は£3渡しました、学生だったのでちょっとだけどゆるして…。英語が分からないと辛いし、しかも人によってはすごいスコットランド訛りなので着いて行けるかは場合によると思いますが、でもオールドタウンを二時間かけて歩くかなり立派なツアーなので、時間に余裕がある場合には超おすすめです。

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ロイヤルマイル、ノースブリッジを渡ってすぐ。ここのスターバックス前から毎日ツアーが始まります。赤い傘を持っている人が目印で、予約などはできず、先着順なので早めに集合したほうが良いです。

 

2、街のシンボル “エディンバラ城”

街の中央にそびえるエディンバラのシンボル、エディンバラ城です。中は昔は軍の要塞として使われていたりして、今は博物館のようになっています。

エディンバラの街はこのお城を中心にだんだんと広がっていったので、このお城の周りがもっとも古いエリアになります。道も入り組んでいるので散策のしがいがあります!

エディバラ城は街の高台になるので景色も綺麗です。

チケットは値段が結構しますが、エディンバラにくることもなかなかないのなら一度は行ってみると良いかも知れません。ただ時間が限られているなら、見学には時間もかかりますし、外から見るだけでも良いと思います。

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エディンバラ城の外観

 

こんなにきれいに昔のままお城が残っている街っていうのも少ないんじゃないですか?しかも城下町的にきちんと街がお城を中心にできてますし。

街の景色が一望できます。

昔使われていた武器が甲冑も見学できます。

 

3、オールドタウンのメインストリート・ロイヤルマイル

 エディンバラの歴史はこのロイヤルマイルから始まっています。エディンバラ城をトップに、そこから下り坂に続くのがロイヤルマイルです。ロイヤルマイルの最上部は特にハイストリートと呼ばれています。特に古い建物がひしめき合っているので、この通りはただ歩いているだけでも楽しいです。

一番下まで下るとホリルードパレスです。ホリルードパレスは、イギリス女王がスコットランドに来た時に泊まるところ。女王様が来てない時は中が見学できます。友達は結構良かったって言ってました。天気がいい日はロイヤルマイルの先に海まで見えて、とっても情緒あふれるふるーーーい通りです。こんな素敵な通りがこの何百年も壊されることなく残っているって感動!

 

オールドタウンにはこんな感じのふるーい建物が沢山建ってます。どこを切り取っても絵になる!お土産屋さんとかも沢山。ビクトリアストリートとか、坂道になっているところも綺麗ですよ。

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コクバーンストリート。
エディンバラ大学ニューカレッジなどに繋がっています。

8月にはフリンジフェスティバルというアートフェスティバルが開催され、ロイヤルマイルは人でいっぱいになります。

 

4、ちょっと嫌われてる? スコットランド国会議事堂

パレスの手前のモダンな建物がスコットランド国会議事堂。

イギリスの国会議事堂はロンドンのビッグベンのとこだけど、スコットランドはスコットランドで国だって主張してるのでまた別で国会議事堂があります。

ちなみにモダンなのでデザインが嫌われてます。何もロイヤルマイルに作らなくてもね…。日本でいえば京都の祇園に作っちゃったみたいな?

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国会議事堂のホール。

ちなみに国会議事堂は誰でも中に入れて、見学ができるのでちょっとしたツアーとかもやってるみたいです。中は立派ですねさすがに。空港みたいな感じで入る時にセキュリティチェックがあります。

私はたまにアーサーズシートに登る時に近くにトイレがなくてここで借りたことがあります。

 

5、スコットランド名物のファッジ(キャラメル)のお店

そしてお城から見てその国会議事堂の少し前に、私のおすすめのファッジ屋さんがあります。地図の青いしるしのところです。

“The Fudge House”, 住所は197 Canongate, Edinburgh EH8 8BNです。

ファッジっていうのはキャラメルみたいな食べ物。ヨーロッパ全域で食べられてるけど、イギリスでは特に有名だし、このお店にはハイランドクリームっていう名物ファッジがあります。サクサクしてて、練乳を煮詰めて固めたような感じですかね? 私はメープルが好き。

日持ちするものじゃないのでお土産には向かないですけど、スコットランド名物でもあるので、甘いものが好きな人はロイヤルマイルにファッジショップは沢山あるので行ってみるとよいと思います。中でもこのお店が私のお気に入りです。

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試食もある。

6、スコットランド版忠犬ハチ公・ボビー

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これはオールドカレッジ(エディンバラ大学の最古のカレッジ)の近くのボビーという犬の銅像があり、そのボビーのお墓。

ボビーにまつわる話は渋谷の忠犬ハチ公と似ているのですが、主人を亡くしたボビーを街の警察が面倒を見始めたのがきっかけで、子犬ながら警察犬として愛されたというストーリーのようです。今はお墓に街の人からの木の棒がお供えされてたり…。

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これがボビー。皆が鼻を触るので鼻の部分だけ色が禿ています。

ちなみにこのボビー銅像裏にある墓地、J.K.ローリングがハリーポッターを書いた時にキャラクターの名前をここの墓地から取ったらしく、トムリドルさん(本物)の墓にはヴォルデモートを落書きされてます、やっぱり。

 

7、ハリーポッターの書かれたカフェ・エレファントハウス

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私はホットチョコレート(ココア)を飲みました。

これはエレファントハウス。ハリーポッターを書いたJ.K.ローリングがここで最初原稿を書いていたらしいです。ジリ貧で後がなかったJ.K.ローリング。妹がエディンバラに持ってたマンションに住ませてもらって、なんとか生活していて、そこからの起死回生。すごい人生です。で、このエレファントハウス、インド系のカフェだけど、今は観光地になってて、テーブルも店内ぎりぎり目いっぱいまで増やして、毎日賑わってます。ま、普通のカフェです。でもハリポタファンなら必見。

オールドタウンの名所はやっぱりロイヤルマイルですが、他にもグラスマーケットや中央図書館など見どころが沢山あります。グラスマーケットはツアーに参加すると行けますが、ちょっとしたスクウェアで、エディンバラってスクウェアが少ないんですよね、ヨーロッパにはよくあるのに。ほんとに古い街だから。中央図書館はボビーの近くの図書館、中央図書館(Central Library)と国立図書館(National Library)があって、私が好きなのは中央図書館です。そこのリファレンスルームっていう一番上の階の部屋がガラスドームの天井で、とっても雰囲気があります。私は大学の図書館が試験前で混んでる時そこで勉強しました。誰でも入れるしどうしてもちゃんとしたネットが必要とか、仕事しなきゃいけないとかだったらここで誰でもカードが作れるので旅行中でも作業できますよ。

オールドタウンはホントにただ歩いているだけで楽しいし、ここまで昔のまま街全体が残っていて人がきちんと生活している都市も世界でも珍しいんじゃないでしょうか。

 

8、美しい校舎! エディンバラ大学

あとはやはりエディンバラといえば、エディンバラ大学です。

日本の大学と違って、14世紀から順番に色んな学部が別々の学校としてできて統合された感じなので、元の学校の校舎がバラバラにあります。

私のいる芸術家(the Edinburgh College of Art)は割と最近大学に統合されました。
ホントにどの校舎も荘厳で美しくて、こんなところで勉強できて幸せだなって思います。

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これが一番古いオールドカレッジ。法学部です。緑のドームが目印。ドームは後からできたのかも?13世紀のデザインじゃないし。

たまにここの大講義室で授業がありました。まぁ中はもちろん大昔のままってわけじゃないですけど、でも階段とか木の手すりで素敵ですね。

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これはテビオットという学生同盟の校舎。中にカフェとかもあって入れるし、スポーツバーは食事も安くて美味しいのでおすすめです。誰でも入れます。たまに結婚式とかやってる時があります。
あとライブラリーバーっていうのがあって、そっちはすごい雰囲気あります。さらに平日7時までに行くと、ナチョスが半額で£2くらいでお腹いっぱいチーズとアボカドの乗ったナチョスが食べられる! エディンバラでそんな安く食べられるところも少ないのでおすすめです。

 

9、大学や博物館が並ぶ “チェンバーズストリート”

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オールドタウン近くのクラウンオフィス。この通りは大学関連の建物が沢山あります。あとこのクラウンオフィスの向かいが国立博物館で、イギリスの他の美術館や博物館と同じように入場料は無料ですし、結構広いので面白いです。

スコットランドの歴史を知っているとなおよしですが。でも建物自体も大きなホールであっておしゃれで素敵なのでちょっと立ち寄るだけでも。

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10、市街地憩いの場”ミードゥーパーク”

天井がガラス張りで素敵な国立博物館のメインホール。

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大学のメイン図書館の裏のミードゥーパーク。
後ろにお城がうっすら見える。

夜は酔っぱらった学生がたむろしているのでおすすめしない。けど昼間は色んな人が日向ぼっこしたり、バーベキューしたりしています。
春には桜も咲いて沢山の人がピクニックをしています。日本の桜とは少し違いますが、エディンバラにも沢山あります。

 

やはりオールドタウンはエディンバラ観光の中でも特に重要なので、最初に行きたいところです。エディンバラは他のヨーロッパの都市と比べても断然に旧市街の規模が大きいです。
エディンバラはおとぎ話のようで、私にとってはヨーロッパで一番ヨーロッパらしい街だと思っています。なのでぜひエディンバラに来る機会があれば十分時間を取って観光してほしい!

またエディンバラの魅力はオールドタウンだけじゃないので、
次は買い物やカフェが楽しいニュータウンの観光、そしてエディンバラ郊外のエリア観光も紹介していきます!
エディンバラのエリアの大まかな説明は前の記事でしています。