イギリスではクレジットカードより、デビットカード、払ったその場で銀行口座が引き落とされるカードが人気です。その場で引き落とされるので、口座に残高がなければ買い物ができません。クレジットカードでできる前借りみたいなのができません。私はできないほうがいいと思うけど…。

そして、様々な手続きごとや、毎月支払うようなもので、このデビットカードを使って、いわゆる口座から自動引き落としをすることもできます。

税金の支払いや、バスなどの定期券、インターネットの通信費など。

自動引き落としにすると何がいいのか。

 

1,支払い漏れがない。

税金など、払い忘れると罰金を取られたり、自分のクレジット履歴に傷がついたりするようなタイプのものは、うっかり何かで支払い漏れがあるとやっかいです。

ダイレクトデビットにしておけば自動で引き落とされるので、銀行口座にお金さえあれば、必ず期限までに支払いができます。

私の住むエディンバラではバスの定期券も四週間ごとに提携店舗かバス定期売り場に行って支払いをしないと、忘れていたらある日突然バスに乗ろうとしたらエラー音が…という忙しい朝の悲劇が起こりかねません。ダイレクトデビットにすることで、そんな悲惨な失敗がなくなります。バスの定期などオンラインで払えないタイプのものは、このようにお店に行かずに済むというだけでも大変大きなメリットです。

 

2,お金について考えなくていい。

税金、定期券代など毎月どうしても払わなくてはいけないものは、別に嫌でも払わなくてはいけないので、それをいちいちお金を払って、あぁまた○○円(ポンド)払うのか〜と感じずに済みます。逆に言えばお金を払ってる感覚が薄れるのでデメリットでもありますが、私は感じずに済むストレスがあるならそれにこしたことはないと思っているので、このお金を払うストレスが軽減されるというのがかなり大きいです。なので私的には、お金について考えずに済むというのが引き落としにする一番のメリットです。

 

3,割引がある。

お店やサービス側からしても、ダイレクトデビットにしてもらうことで、支払いの通知や、催促、支払い漏れで起きる損失などの手間・リスクが軽減されるので、引き落としにしてもらった方が良いのです。なので自動引き落としにするとたいてい何かしらの割引があります。

例えば私の使っているエディンバラのLothianバスは割引率がかなり大きいです。(2017年6月現在で)元々4週間で£54だったのが、一ヶ月£50になります。一ヶ月は4週間より多いので、期間が長くなる上に、料金も下がります。Lothianバスのダイレクトデビット割は12ヶ月の契約になるので、解約するとお金がかかるんですが、10ヶ月以上使えば解約しても元が取れる計算です。もちろん解約しなければもっと得します。正直エディンバラに住んでいて、毎日バスを使う人はダイレクトデビットにしない理由がない。

 

他にも、イギリスではかなり色んなものでダイレクトデビットにできます。ホントしちゃうと楽なので、定期的に支払いしなきゃいけないものは積極的に引き落としにしちゃったほうがいいと思います。