前回の記事はフラット探しについての私の個人的な体験談でしたが、今回はより実用的な情報を書きます。

2014年にもエディンバラに来たのでフラットを探したのですが、これが初めて海外でフラット(イギリス英語でアパートapartmentはフラットflatという)を探して借りるというのはとてもとても大変でした。

まず フラット探しに当たり大まかに三つの方法があります。

  1. もう人の住んでるフラットに、フラットメイトとして一部屋借りて入る。
  2. 友達や、ネット等で探したフラットメイトと一緒にフラット丸ごと借りる。
  3. 学生寮や一人用フラットで一人暮らし。

他にも学校によってはホームステイなど色々な方法がありますが、これがメジャーな方法です。

1、もう人の住んでるフラットに、フラットメイトとして一部屋借りて入る。

これが初めて引っ越すなら一番簡単かもしれません。
Gumtree
Spareroom
Zoopla
この辺が人気のフラットメイト探しのサイトで、住む場所、予算などを指定して借ります。
人との出会いを楽しみたい人、あと安く済むのもこれです。
特に8月9月は競争が激しいので、フラットメイトを募集しているフラットでは何十通もメールを受け取ることになり、メールをしても返ってくる確率はそんなに高くありません。なので興味のあるフラットにバンバンメールして、電話番号があればどんどんかけて、自分の電話番号も必ず書いて(なのでフラット探しは基本的にイギリス到着後電話番号を取得してから)ビューに行きます。そこで住んでいる人たちと話して、自分はどのくらいエディンバラにいるとか、何を勉強してるとか、趣味はなんだ、掃除はどのくらいするとか話して気が合えばそこに入れてもらうという感じです。
フラットシェアの場合だいたい2-4人くらいが普通です。時たまカップルが部屋に二人住んでたり、沢山部屋のあるフラットだったりしてもっと大人数のこともあります。
値段は£300-500位でしょうか。それ以下だと怪しいです。
光熱費は含む場合と含まない場合があるので、会った時に確認するとよいでしょう。Billは入ってますか?って。

ただしこの方法だと、自分が後から入ることになるので、微妙な上下関係があります…。やはりもともとある掃除のルールなどを変えるのは難しいですし、部屋も空いてるところに入るしかありません。もちろんフラットメイトと仲良くなればちょっとした家族みたいな感じだったり、友情や恋が芽生えることもあったりしてまさにドラマのような楽しい生活が待っている…でしょうが、やはりトラブルもあります。私の経験したトラブルについては以前の記事に書いたので興味のある方は読んでみて下さい。

また、①の方法はかなり競争率が高く続けていると自暴自棄になる人が出てきますが、詐欺にも気を付けてください。妙に安い素敵な部屋の写真をサイトに載せて、部屋を見る前から敷金を払えと言ってくるやつです。本当のフラットメイト募集で実際に部屋で会わずに決めることなんてありません。必ず実際のフラットへ行ってフラットメイトと会ってからお金の話をしてください。

上のサイトのリストだとGumtreeに時々そういうのがいるらしいです。

まぁでもすぐに見に行ってじゃあもう明日引っ越しておいでよみたいな場合もあるので簡単です。

2、友達や、ネット等で探したフラットメイトと一緒にフラット丸ごと借りる。

この方法が今回私の行っている方法です。2014年に通っていた学校のクラスメイトもちょうど同じ時期にエディンバラへ引っ越してきたので、一緒に暮らすことにしました。この方が住む相手について分かっているし安心です。 自分のわがままも言えますし、一緒に新しくルールも決められるのでトラブルもストレスも減るでしょう。エージェンシーと契約を結ばなくてはいけないので色々と必要な書類があると思いますが…。
友達がエディンバラにいない場合でも、インターネットで結構フラットメイトを先に探して一緒にフラットを借りるという方法があります。相手を信頼しないといけませんが、同じ大学の人なんか見つければいい場所で借りれて友達もできて一石二鳥かもしれません。
エディンバラだと
EdinRoom
というサイトで結構すぐ見つけられます。FacebookのグループなのでFacebookのアカウントが必要ですが。
他の①に書いたサイトでもそういうフォーラムがあると思います。コミュ力の高い積極的な人なら良いのではないでしょうか。

私がフラット探しに使っているサイトは上記の
Gumtree
Spareroom
Zoopla

Lettingweb
Vebra
Citylets
です。今のところZooplaとLettingwebで特に多くフラットを見つけていると思います。電話して、メールして、フラット見学日を決めて見に行って気に入ったら契約という感じです。私の友達がEdinburgh universityではなくQueen Margaret universityというエディンバラ東部にある別の大学なのでちょうど真ん中あたりにあるフラットでなくてはならずあまり捗っていませんが…。見に行ったのがまだ一つで、そこは残念ながら契約したかったのですが他の人が先に決めてしまいました。また月曜日に一つと水曜日に二つ見に行くので願わくばすぐにフラットが決まりますように。

去年は最初のフラットを見つけるのに2-3週間、今回も2週間はかかりそうなので、可能ならばコースの始まる数週間前にはやはり引っ越してきて、泊めてくれる友人がいなければホステルか短期契約のアパートなどに越すしかありませんが、時間をかけてフラットを探しましょう。焦って変なところに引っ越してしまっては大変です。

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追記

3週間後くらいに、散々色々見て、見つかりました、Private landlordという大家さんが直接サイトに広告を出してるタイプのフラットです。
エージェンシーだと先着順もしくは審査制ですが、大家さんだと先着っていうのはないと思うので、
学生である私たちは不利かと思われましたが、10組ほど見学に来たそうで、
でも私たちが入居できることになりました!
フラットを丸ごと借りる場合は、契約書がある方が良いです。あとリファレンスって言って、以前住んでいたところの大家さんからの推薦書みたいなのを求められたりします。
うちは以前の大家さんと連絡が取れなかったので、フラットを探す間に泊めてくれた友達に頼んだ…らそれでもOKってことになりました。
日本から引っ越して初めてだとこの推薦書はどうしたらいいんでしょう。何かしら欲しがると思うので、不動産屋さんとかが書いてくれたりしますかね…。
推薦書っていうのは、この人は物を壊したり、家賃滞納したりしたことがありませんよっていうやつです。
フォームの場合もあるし、ただのメールの場合もあります。
プラス、保証人として家族の連絡先を渡しました。何かあれば家賃払いますってやつです。でもメール約束なので日本のようなきっちりした感じではない…。法的拘束力があるのかも微妙…。
でも学生だとこうなりますね、収入ないから当然。

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3、学生寮や一人用フラットで一人暮らし。

この方法なら引っ越してくる前でも契約可能です。大学の持つ寮だと半年前から予約したりもできるので、予定が早く決めれます。同じ大学の学生がワイワイ一緒に暮らす感じで、大学へ行くのに便利な場所にありますし、楽しいと思いますが、基本的には寮だと自分の部屋は小さくて、キッチンシャワーは当然共用なのでプライベートは減ります。①や②ならダブルベッドの余裕で入る部屋に、ソファのあるリビング、キッチンとダイニング、二人しか使わないバスルームでバスタブもあったりなかったりですが、寮だとそうもいきません。
あとは予算に余裕がれば一人用のフラットを探して日本で暮らすのと同じような一人暮らしというのも可能です。最近そういうフラットがふえてきているような気がします。が友達曰く、未だエディンバラに一人用のフラットは少ないので、広告を見たら即電話しないと…だそうです。
£500位から探せます。イギリスではワンルームマンションというのはほとんど存在しないので、ベッドルーム、リビングのある悠々自適な一人暮らしができます。
②で書いたサイトではベッドルームの数を指定できるので、そこで1+と書いて検索すればでてきます。

ちなみに一度ワンベッドルームの部屋に二人で引っ越して、リビングをベッドルームにしてというのはダメかとエージェンシーに聞いてみましたが、カップルでない限りそれはだめと言われました。残念。

次のフラットについての記事ではエディンバラのエリアについて紹介していきたいと思います。