イギリスはご飯がまずいとか言いますが…。私は美味しいものも沢山あるなと思っています!

しかし、日本と違うのは外食。以前このことは結局イギリスの食べ物はまずいのか!? 日本とイギリスの食文化、外食文化の違い。で詳しく書きましたが、イギリスでは日本のように安く外食することは簡単ではありません。マクドナルドくらいでしょうか…。

私の会社の周りにはファストフード店はないので、基本お弁当を持っていくか、近くのスーパーで買うことになります。

なるべく節約と健康のためにもお弁当を持っていきたいですが、社会人なのでどうしてもサボりがちです。

そこでランチは買うことが多くなるのですが、イギリスには日本のコンビニのような豊富なチョイスや、スーパーのお惣菜的なものはほとんどありません。

そんな中、日本より充実しているなと思うのがサンドイッチです。日本では見ないような具材のサンドイッチも多いです。

今回はそんなイギリスで見つけたサンドイッチ、特に私がお気に入りのコープ(スコットランドではスコットミッドと呼ばれている)のサンドイッチを中心に紹介します。

 

1、オールデイブレックファスト(朝ごはん味のサンドイッチ)

まずこの名前から解説します。

オールデイブレックファスト(All day breakfast)は一日中食べられる朝ごはんのメニューの意味です。

イギリスは朝ごはんを大切にする文化があって、カフェでは他の国には見ないほど朝ごはんに力を入れています。ソーセージ、豆、卵、トマト、マッシュルームなどをお皿に乗せたイングリッシュブレックファストが有名ですが、私の暮らすスコットランドでもスコティッシュ・フル・ブレックファストというイングリッシュブレックファストに地元名産のハギスを加えたような朝ごはんがカフェでよく食べられます。

そしてオールデイというのは、そんな朝ごはんメニューを何時でも注文できるようにしました!っていうやつで、よくカフェの入り口にそう書いてあります。

つまりこのサンドイッチはそんなイギリス風朝ごはんをイメージしたサンドイッチということです。皆大好きなイギリスの朝ごはんをいつでも食べれるようにしたよ!というポジティブさを詰め込んだ、夢のあるサンドイッチ。

食べてみると、確かに朝ごはんの味です! 薄く切ったソーセージ、トマト、卵、ベーコンが入っています。

 

2、チキン&チョリソー

チキン、チョリソーにパプリカマヨネーズ、ほうれん草、とかなりカロリーの高そうな味がします。ポイントはパンにサンドライドトマト(干しトマト)が練りこまれていることで、甘酸っぱいトマトが豪華な味を演出しています。

 

3、ボクシングデイランチ

このサンドイッチはクリスマスシーズン限定のサンドイッチですが、ボクシングデイランチという変わった名前がついています。

こちらもまずは名前を解説します。

ボクシングデイ(箱の日)とはクリスマスの次の日の12/26日のことで、イギリスの祝日になっています。クリスマスにもらったプレゼントを開ける日ということですね。

そんなボクシングデイのランチということはつまり、前の日のクリスマスに沢山用意した豪華なクリスマスディナーの残り物で作ったサンドイッチという意味です。

かなりシャレた名前です。

スモークターキー、ハム、冬野菜のコールスロー、スパイス漬けの甘いソースと、クリスマスディナーをイメージした具になっています。

箱も赤いクリスマス柄ですごくかわいい!

 

4、ビーフ&エールチャトニー

これもクリスマス料理をイメージしたサンドイッチですね。

チャトニーというのは玉ねぎやお肉などをどろどろになるまで煮詰めたソースのようなもので、色々なタイプや味がありますが、ちょっと甘いソースです。弱火で玉ねぎをじっくり炒めて…のその先のようなソース。クリスマス以外でも色々な料理に使えますし、パンに塗って食べてもOK。私はパスタとかにも使ってます。

こっちは上のファンシーな名前のやつに比べると私的にはクリスマスの特別感にちょっと欠けます。でもちょっとスモーキーなお肉がお腹を満たしてくれて、美味しかったです。

 

5、ターキーフィースト

このようなクリスマス限定サンドイッチは他社も出していて、会社の近くにあるドイツ系スーパーのALDIでも見かけました。

こちらはスタンダードにターキーのサンドイッチ。しかもこれにイギリス風ソーセージとベーコンも入っていて、すごいヘビーなお味です…。

でも限定品に弱いのが日本人、つい買ってしまいます。ベリー系のソースが入っているので、その甘酸っぱさがいいアクセントで美味しかったです。

会社の電子レンジで温めて食べました!

 

ALDIのサンドイッチは今までも色々食べてきましたが、コープの美味しさとクリエイティビティには負けますね。ALDIのライバル会社のLidlはあんまりサンドイッチには力を入れてないみたいです…。

コープのサンドイッチは種類もとても豊富で、ここに載せたのはホントごく一部です。パッと見で20種類くらいはいつも置いてあります。ベジタリアン用のサンドイッチもあるので選択肢も多いです。

さすが美味しいだけあって、コープは2017年イギリスサンドイッチ業界アワードを受賞したようです。納得です。

 

今回紹介したようなちょっと豪華なタイプのサンドイッチはちょっと値段も高めで、だいたい£3弱、(450円)くらいしますが、外食費の高いイギリスでその値段でお昼を済ませるのは難しいですし、量もたっぷりでお腹いっぱいになるので、旅行中などもお金を節約されたい方はコープのサンドイッチ、おすすめです。

他にもスタンダードなBLTサンドや、卵サンド、エビマヨサンド(イギリスではシュリンプではなくプラウンという)なども売っていますよ。

 

以上イギリスのランチにおすすめのサンドイッチでした!