この四月、休みを取り、日本に二週間半帰りました。今回は一時帰国も三度目になり、三度目ともなるとだんだんと本当に買うべきものが分かってきます。この記事ではまず日本食を上手に買うためのコツを書きます。次回の記事で具体的に買ったものを紹介したいと思います。海外移住・留学の参考になれば。

やはり食べ物は海外生活において不便するものの一つで、いくらご飯がおいしくても日本食が食べたくなるし、いくら国際的な都市にいても日本と同じ食材買えるわけじゃありません。

逆に、海外での方がいい食材が手に入る場合や、中華食品屋で同じものが買えたりすることもあります。重い物やかさばるものは飛行機で運ぶとワリが合わないので、その辺も考慮して、よく考えて買い物をしました。

たぶん今度の帰国は一年後ぐらいになると思います。一年分の食料をあらかじめ買うとなると、色々と気になるポイントがでてきます。なので今回三度目の買い物ということで、今までの反省を色々踏まえて、以下の点に気を付けました。

  1. 予備のスーツケースを用意する
  2. 賞味期限を確認する
  3. 飽きないよう色んなブランドのものを買う
  4. なるべく小分けで買う
  5. 重量軽いものを選ぶ。紙箱、プラスチックケースなど。
  6. イギリスでも買えるものは買わない

それではひとつひとつ解説していきます。

 

1、予備のスーツケースを用意する。

一年分の食料を買い込むのでやはり日本から戻る時には二つ目のスーツケースがあるのが理想です。私の場合はEtihad航空のエコノミークラシックってやつにすると、料金がちょこっと高くなりますがスーツケースが二個運べるので帰りはそれにしました。

スーツケースの追加料金って空港で当日増やしたりするとめちゃめちゃ高いんですよね。なので日本から長期で海外に渡る場合はもうチケット買う時点で二つにしちゃった方がいいです。

あと食べ物なんかは例えばお酒や調味料など液体とかも入るとすぐに重くなって、容量より重さが先にオーバーするので、スーツケース自体は小さくていいです。それより軽いやつです。スーツケースが大きいとその分重さも増えますし…。

そして私は日本に戻る時に大きいスーツケースの中に小さいスーツケースを入れていきます。帰国の度にスーツケース買うわけにもいきませんしね。日本に行くときは着替えとお土産くらいでそんなにかさばりませんし。

 

2、賞味期限を確認する。

一年分くらいの食料を買い込む場合、忘れがちですが大事なのが賞味期限の確認です。

缶詰などは数年持ったりしますが、乾物など意外と持つと思っていても三か月くらいしか持たなかったり、一年のうちの最初の三か月でスーツケース一個分の食料を食べきるのも大変なので…。やはり和食が食べたくなるのは日本を離れて数か月以上たってからで、一年もすればもう食べたくて食べたくてしょうがなくなったり…。そんな時に賞味期限が切れていてはまずい。

なので数か月後を想像して、賞味期限が次に日本に帰るまでに切れなさそうなもの、そしてその頃に食べたくなっていそうなものもいくらか買っておきましょう。

 

3、飽きないよう色んなブランドのものを買う。

私達日本人は、季節ごとにどんどん新しいフレーバーが発売されたり、常にメーカーがより美味しく作れるよう改良を重ねたり、一つの食品でも何十種類もレパートリーがある…そんな常に目新しさに慣れた環境で育ちました。

そうするとどうしてもこれお気に入りだから10個まとめ買いしていこう!とかやると、そもそも日本食がなかなか手に入らない環境では飽きがきてしまいます。

ですので、私は今回例えばカレーなら五種類違うのを買う、という風にしました。まぁそれで本当に好きな奴があればそれを大目に買うとして。

やっぱり色んなブランド色んな商品を買い揃えておくことで、スーパーの棚を目の前にした時のようなワクワク感が少しは楽しめますし、その時その時の微妙な気分の変化に対応できます。

日本人の友達を呼んで一緒にご飯を作る時とかでもかなり盛り上がります。

なので同じものでもバリエーションを持って買うのがオススメです。

 

4、なるべく小分けで買う。

これも一年分の食料を買う上でのポイントですが、いくら賞味期限の長い食品を買っても、一度あけると持ちません。空気にふれちゃいますからね。

毎日和食ばかり作って食べるわけでもないので、調味料などはなかなか減りません。なので数回の調理で使い切れるような小分けの商品を買うのが望ましいです。

前回はそれに気が付かなくて、お得だからと思ってだしの素を大袋を買ってしまい、別の容器に移さないといけないし、なんかずっとあけたままで一年以上あるのって大丈夫なの?って気にもなってくるし…。なので今回は8gの小袋が7個入りというのを二つ買いました。8gでも一人分の料理なら2-3回分になりますし、ちょうどいいです。

中濃ソースも買ったんですが、ソースって美味しいけど醤油ほどはしょっちゅう使わないので、お弁当用の小さい物を買いました。

こんな感じの小分けタイプです。海苔なんかも開けるとどんどん湿気てくるので、こんな感じで小さいサイズを複数買いました。

小分けだと割高にはなりますが、悪くなって捨てるよりいいので、買いだめの場合はこうした方がよいです。

5、重量軽いものを選ぶ。紙箱、プラスチックケースなど。

飛行機で運ぶのでこれはとても大事なポイントです。例えば上の写真のソースとか紙の箱で嬉しいですね。飛行機では通常23kgまでしかもっていけなくて、液体など入れるとすぐにオーバーしてしまいます。

なので少しでも軽い物を買うのが大切です。いらない包装などはどんどん取ってしまっていいと思います。ドレッシングとか、瓶だと高級そうに見えて、普段ならそっちの方が買いたくなってしまいますが、少しでも軽くするため、海外に持っていくなら絶対プラスチック容器に入ったものを選ぶべきです。梅酒とかも紙パックだと見た目は安っぽいですが、重量に制限がある以上そうするしかありません。

 

6、イギリスでも買えるものは買わない

そして最後に、買えないものがあっても大抵のものは中華食品店で買えるということです。大きな都市に住んでいればそこら中にチャイニーズマーケットがあって、そこに基本的な日本食は売っています。調味料なんかはそうです。醤油、ごま油などは絶対こっちで買っています。でも例えば料理酒なんかはこっちでは酒税がすごい掛かって、1Lで何千円もしたりするので、買えても日本から持っていく方がいいっていうものもあります。基本的にお酒は日本の方が安いんですよね。しかも料理酒については日本では酒税がかからないのでずっと安いですし。

他にもこっちで売ってるのを見た日本のものは、

醤油、みりん、りょうりしゅ、インスタントラーメン、ちらしずしの素、麻婆豆腐の素、カレールー、ハヤシライスルー、海苔、ごま油、わさび、七味唐辛子、カルピス…などなど。全部日本のブランドです。

もちろん輸入品なので日本で買うよりずっと高くなりますし、同じだけのバリエーションはありません。でも醤油なんかはキッコーマンのものなどありますし、そこまで高くもないし、しょっちゅう買うわけでもないので日本からわざわざ持ってくる必要はないと思います。

 

以上日本から本当に必要な日本食をムダなく買うコツ6つでした。

次の記事では私が今回具体的に買ったもの、そしてパッキングについて書きたいと思います。

三度目の帰国で買った日本食② 買った食品とパッキング