韓国ドラマのヴィンチェンツォが最近すごい流行っています。最初はスルーしてましたが、周りの人も見てる人が多いので見始めたらハマってしまい、最後まで観ました!

というわけでヴィンチェンツォの感想を書いてみたいと思います。

 

1、ヴィンチェンツォ渋くてかっこいい

ソン・ジュンギは太陽の末裔で知っていました。元々母が面白いよって言って写真を見せてくれたんですが、その時点ではあんまりかっこいいなって思わなかったし興味もなかったんですが…。でもいざ演技を見るとすごくかっこいいです!表情とかでしょうか?

ヴィンチェンツォでもめちゃめちゃかっこよかったです。太陽の末裔の時よりさらにクールで静かな役でマフィアって感じでしたね。

また全編通してほとんどスーツっていうのも良かったです。色んなスーツをかっこよく着こなす…。男はスーツと軍服が最高だと思うので、ソン・ジュンギはそんな萌えポイントをしっかり押さえています。

 

2、ホン・チャヨン可愛すぎる

ヒロインのホン・チャヨンも最高でした。まずできる頭の良い女子というのが最高。私はできるキャリアウーマンで成功者が大好きなので、そういう点で愛の不時着とかもハマりましたが、今回も超高給採りの弁護士という設定が最高です。

パンツスーツ姿も美しいし、たまにすごいフェミニンな格好をするのも萌えます。いつもルージュばっちりなのもいい。

性格はちょっとうざいところありましたがそれがまた個性的でよかったのかも(笑)

それに何もできない守ってもらうヒロインみたいなのは私は苦手なので、行動力があって、ヴィンチェンツォに守ってもらうこともあっても、守ってあげることもある、そんなところが大好きです。

 

3、ヴィンチェンツォのイタリア語

これは最初から突っ込みどころが多いところでした(笑)

私はイタリア語は分かりませんが、それでも分かってしまう棒読み感…。

いやすごいですイタリア語勉強してセリフ言っているの。でもどうしてもネイティブっぽい人との発音の差が気になってしまう…!

あと他に誰もイタリア語分からない時でもイタリア語話しすぎだろ!という…。

もし現実にこれだけイタリア語話してくる帰国子女的な人がいたらうざいと思います(笑)

罵り言葉がちょっと出てしまう位なら分かるんですけどね。

 

4、弁護士ストーリー→マフィアストーリー

ヴィンチェンツォはマフィアドラマと聞いていたのに、結構弁護士ストーリーが多いというか、マフィアも真面目にまぁちょっとやばいこともしてるけどこうやって法廷で争うわけ?って思ってましたが、後半にいくにつれてどんどんマフィアらしくなっていきましたね。

まぁでも現実のマフィアもそんな感じなんでしょうか、表の顔があって、普段はその仕事を真面目にしていて、裏では色々やっているという。

そんな日ごろから人殺しとかしまくっていたらすぐ捕まるでしょうし…。

 

5、バベルのやばさ

いやバベルグループやば過ぎるだろう!

でもこれだけ大きな企業グループというとやはり韓国でいえばサムスンをイメージしているんでしょうか。

サムスンも時々不祥事がありますよね。まぁまさか本当にこれだけやばいことをやっているとは思いませんが、できてしまうかもしれない、と思う位サムスンは韓国で大きな存在感があるだろうなと思います。

韓国人の友達が言っていました、サムスンが大きくなりすぎて問題になっているし、サムスン関係に就職できなければ負け組みたいな風潮もあると。

だから一つの企業やグループがこれだけの権力を持つとこういうやばい社会にもなりかねない、という問題提起もあったのかもと私は思いました。

 

6、エンディング後

エンディングはいやあれだけやって海外逃亡して、しかも韓国に戻ってきてそれでも捕まらないんかい!と思うような部分ではありましたが……。

まぁドラマのエンディングなんてちょっと無理をしてちょうどいいくらいなのかもしれません。

ただあのエンディングの後が観たかった!という気持ちです。

この作品はコロナ禍での撮影だったみたいで、ソーシャルディスタンシングとか、濃厚接触者がとか、たまにコロナ小ネタもあったりしました。

だからイタリアに行ったりっていうのができなくてイタリアのシーンも全部CGだったらしいですが(全然気づかなかった!すごい)

でももしコロナがなければ始めのシーンとエンディングは愛の不時着のスイスのシーンのようにイタリアでの撮影になっていたでしょうか。

エンディング後の島に遊びに来てるシーンみたいなのを見たかったです涙

 

7、裏切り・どんでん返し多すぎ!

最初のジュヌが実は会長だったでもうえぇえそれはちょっと!と思いましたがそこからあまりに裏切りやどんでん返しが多すぎませんか!?笑

人が死ぬ時も散々ショッキングな方法で突然みたいなのが多いし、会話の途中で突然トラックがとか……。

実はこいつもあいつも裏切っていた、隠していた、騙していた!っていう意外性を狙ったのが最初から最後までめちゃめちゃ多かったです。

ホン・ユチャンが突然死ぬ、ジュヌが会長だった、チョ会長が諜報員だった、ソ・ミリがスーパーハッカーだった、クムガ・プラザの入居者達が実は超強かった……などなど。

まぁ逆に多すぎてもうそういうドラマと思えば面白かったですが。ちょっとそこがあまりに多すぎて現実感がなくチープな感じがしたような気もします。

 

8、同性愛の描写

韓国社会はLGBT理解とかあんまりないのかなと梨泰院クラスを見て思いましたが、ヴィンツェンツォの8話のゲイの話はちょっと微妙な線でしたね。

私はバイセクシャルなのでこういうのを見るとちょっとドキッとしてしまいます。

ただ8話も最初はちょっと明らかにゲイのステレオタイプをジョークにしてるしどうなのって思いましたが、その後のデートのシーンなどは意外とちゃんと恋愛を描いてる感があって、悪くないと思った部分もありました。

むしろ、このクオリティで本物のゲイ・レズビアン韓国ドラマを観たい!とすごく思いました……。

そんな日は来ないんでしょうか。見てみたいです。でも韓国信心深いクリスチャンも多いし難しいでしょうか。

 

以上ヴィンチェツォの感想でした!なんだかんだ言って最後まで一気に観たのですごく面白かったです。

シーズン2は…ないのかなー韓国ドラマは続編が出ることは少ないですね。まぁでもそうでなくてもどんどん面白い作品が出てくるのでそれが健全なのかもしれません。また新しい韓国ドラマを観るのが楽しみです!