イギリスにで暮らし始めて早三年近く経ちました。最初は語学学校、次は大学院そして今はIT企業に就職しました。
日本を離れて海外で暮らすのはこれが初めてで、小さい頃から日本国内では何度も引っ越しをしましたが、国外への引っ越しはやはりいろいろと事情が違います。
海外で暮らすのは刺激がたくさんで、楽しいこともたくさんありますが、不便なこと大変なこともいろいろあります。今日はそんな大変なところについて話したいと思います。
1,ネズミが出る
イギリスのフラットで一番怖いのはこれです。日本ではゴキブリですが、イギリスにはゴキブリがいない代わりにネズミがでます。いわゆるマウスはまぁハムスターみたいなものなのでまだいいんですが、怖いのがラットです。どぶねずみ。
これが体長20−30cmくらいあるやつもいて、二度うちでも出ました。
こいつが出ると、病気を運ぶ可能性などもあるので、業者を呼んで本格的に退治してもらわないといけません。
掃除もかなり頑張っているつもりなんですが、ある日目の前にいたんです。部屋で普通にゴロゴロしてる時に…。もう恐怖で声も出ず、ベッドに飛び乗りました。
それ以来大家さんが買ってくれたネズミ避けの音がでるやつを使ってます。
こんな感じでコンセントにさすと、モスキート音的なねずみが嫌がる音を発します。
あとは専用の埋めるスライダーをドアの下やスチールウールを壁の隙間などに埋めました。とりあえずこれでしばらくネズミは見てません。
ネズミが怖くて猫を飼っている人も多いですね。
2,人種差別がある
これはやはり移民国家では起きてしまいます。
大から小まで。
結構仲のいい友達でも無意識に差別的なことを言ってしまったり。自分も知らずのうちに何か言って人を傷つけているかもしれません。
例えば目が大きいと可愛いというのはアジア人の価値観ではありますが、結構「そんなに目が小さくて見えるの?」とか「笑っても見えるの?」とか、目を手で釣り上げて「見て私アジア人みたい?」とかからかわれたり…。しかも本人はそこまで悪いことだと思ってないんですよね。悪気なくこんなことをいうのは、完全に価値観の違いですが、目が小さいというのはアジアではかなり侮辱に値するのをヨーロッパ人は結構知りません。
逆にヨーロッパでは鼻が大きいことを気にする人が多いので、日本人の感覚で鼻が高いね!というと侮辱していることになる場合などがあります。
まぁこの辺はまだ悪意がないのでマシですね。
他に道端でニーハオ!と言われるのは日常茶飯事です。確率で言えば中国人は日本人の十倍人口が多いので間違っていません。が、結構毎回やられると私は中国人じゃない!と言いたくなります。けど面倒なので最近はもうニーハオと言われたらニーハオと返すことにしました。たまに実は中国語ができてそのまま話しかけてくる人もいますが(笑
あとこの間ガラス瓶をリサイクルに出そうと思って、イギリスでは専用のゴミ捨て場に持って行かないといけないんでんすが、道で人に聞いたんです、瓶のリサイクルボックスこの辺にあるかわかります?って。そしたら「全部中国に持って帰れば?」って笑って言われました。その周りの人たちも笑ってましたし、完全に馬鹿にされてました。
他にもアジア人といえばマッサージみたいなイメージがある人も多くて、全く仲良くもない男性に突然マッサージしてよって言われたりもよくあります。
あとは悲しいですけどアジア人女性は白人男性が好きという知識を持っている中年白人男性が結構いて、こっちが気がないと異常に腹を立ててきたり。実際日本で白人はモテているわけですが。でもそれは日本で特別な存在であるから目立つだけで、別にイギリスに来たら誰でも好きになるってわけじゃありません。
3,食事のバリエーション
イギリスにも美味しい食事はたくさんあります。
でも日本の食文化ってやはり豊かなんだなってイギリスでほんとに感じるようになりました。
ちょっと仕事の合間に昼食を取りに外にでかけて、ファーストフード店が10も20もあるみたいな大都会東京で起きる現象はありません。ちょっとしたスーパーで買える食べ物もいつも代わり映えがしなくて、全然食欲もそそられません。
とにかくバリエーションが乏しいです。日本のコンビニがあればいいのにって思います。
最初の一年くらいはイギリスの食べ物もいろいろ目新しくて楽しかったんですが、新商品の発売サイクルが日本より格段に遅いです。なので日本の常に新商品が並ぶ感覚に慣れているとだんだんつらくなってきます。
なのでそこは日本に帰国するたび、入念に計画をたてて日本食を一年分持ってきます。それを少しずつ食べながら乗り切る…。
4,冬の寒さと暗さ
これも有名な話ですが、私が住むエディンバラはイギリスでも結構北のほうにあるので、冬は日がとても短くなります。3時くらいにはもう日没が始まり、4時には真っ暗です。
まだ北欧などに比べればマシな方かもしれませんが、これがかなりこたえます。
仕事をしていると半年近く太陽を浴びれない感じになるので、気分もどよーんとしてきます。しかもやはり日がないのでかなり寒いです。エディンバラは風も強いので余計に寒くなります。冬場はファッションなんて言ってる場合じゃなくなって、とにかく防寒です。
やはりこの冬の厳しさがヨーロッパでは辛いところです。これは旅行などでは感じづらくて、住んでみて、冬をまるごと体験してわかる感覚だと思います。季節まるごとほぼ太陽を感じられないという。
暗いとなんだかやる気もでないです。逆に夏はとっても明るいので仕事が終わった後も遊びに行こう!思えます。
以上イギリス生活で辛いこと4つでした。
次回は逆に逆にイギリス生活で嬉しいことを書いてみたいと思います。
匿名
日本人女性の海外生活ブログって大体白人との結婚自慢話になってるのに
あなたのブログは面白いしためになります!!
あなたは実力で就労ビザなども取ってすごいですね!!
本当に尊敬します!!
しのぶ
ありがとうございます!苦労もありましたがなんとか就職できてよかったです。これからも頑張ります!
モコ
人種差別っていやですよね。
私もいまフランスに住んでますが、
彼らにはベトナムでも中国でも日本でも全部同じに思っているようです。
私も頑張ります…