今年の冬はスウェーデンでひと月過ごしました。

エディンバラも冬場は氷点下になりますし寒いんですが、それでも日中は5度や時には10度まで上がる。
しかしスウェーデンでの気温は常時氷点下、ストックホルムはもちろん、北部のエステシュントというところにも行きましたがそちらはさらに寒い。 人生で一番寒い思いをしました。
ユニクロのウルトラウォームダウンというのを日本の母に送ってもらったのが役に立ちました。


寒さは頭、手、足からくるらしいのでその部分の防寒が大切になりますが、
日本から持ってきたスキー用の手袋ではダメでした。
スウェーデン製は二重になっている。

しかもさらに、スウェーデンには電気手袋というのがあって、バッテリーが入ってて手を電気の力で温めるという代物があるらしい。知り合いが手に障害があって温度調節が生まれつきできないらしく、そんなのを使ってるとか。

あとスキーにいく場合は顔を覆えるものがないと、フロストバイトっていうので顔が赤くなって一生そのまま跡が残るそうです。気を付けて!スウェーデンではホッカイロも買えます。でも日本の倍くらいする。ので短期の旅行なら持っていった方がいいかも。

やっぱホントに寒い国には色んな防寒対策があるなぁ。

ちなみにエディンバラは今年めちゃめちゃ温かいです。
ほとんど氷点下になってませんし、今週はずっと10度を超えていました。
ただエディンバラは風がとても強いので実際より寒く感じます。なのでホッカイロもエディンバラでは役に立つ。小さいのを鞄に入れておいて、いざという時に使う。
風を通さない防寒具が良いです。
あとエディンバラは常に雨や雪が降っているので、防水靴も大切です。水を吸うとホントに寒い。

しかしエディンバラの冬をスウェーデンと比べると、緯度がさらに高くて内陸ですし、もちろんスウェーデンの方が寒いんですが、
とても寒いので雪が溶けず、サラサラで、きちんと着てさえいれば快適ではあります。

それに比べてエディンバラは日中の気温が上がり日本よりやや寒いかなってくらいなので、雪が降るとすぐに溶けてべちゃべちゃになり、大変不快です。
スウェーデンの寒さは気持ちの良い寒さ。パリッとしていて、国じたい雪や寒さ対策ができているし、窓も三重で室内も快適。
それに対しエディンバラは建物が古いと窓が一重しかなかったりしてとんでもなく寒いです。

なので気温が寒いのと実際の生活は必ずしも結びつきませんね。北欧の寒さにビビることはない。
でも今年はホントに温かいので上記のながーいダウンコートはこっちではあまり着ていません。

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スウェーデンの凍った川の上に立つ私。
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 ものすごい霜柱。この日はマイナス15度くらい。
しかしそんな極寒の冬の中、写真のような美しいものも沢山見ました。
スウェーデンって街なんかこじんまりしてて、治安もいいのでのんびりした雰囲気だし、
人口も少ないのでごちゃっとした感じもなくて、
寒いけど過ごしやすい国なんだろうなぁ~って思いました。
しかし川や湖が完全に凍ったり、なかなか体験できない素晴らしい思いができたので、寒かったけど行って良かったです。
さらにクリスマスはもうイメージ通りの温かなクリスマス!って感じでした。
伝統料理もびっくりするくらい美味しかったし、いい食材とかなさそうだから期待してなかったけどほんと。
トナカイの肉も食べました。おいしかった。
ともかくこの冬学んだ防寒対策
  • 高いダウンコートはやっぱり温かい。
  • 手袋・帽子・靴が大事。
  • ホッカイロは緊急用に持っておく。