クリスマスといえば!
ヨーロッパではクリスマスは家族で過ごす大切なイベントで、日本の正月に価値的には似ています。だいたい皆帰省して、クリスマスは伝統料理を食べてプレゼントを交換して過ごします。
ヨーロッパの家庭でクリスマスに呼ばれたことも何度かあるので、いわゆる映画で見るようなクリスマスがありますね。それこそ暖炉のある家も沢山あるし、ツリーの下にプレゼントの箱を並べて、暖炉を囲んで皆で薄暗い部屋で語り合うとか…。
イブの夜には伝統料理をどの国でも作りますね。それぞれやっぱりクリスマス料理は気合が入っている。
しかしクリスマスが大切過ぎて、全て成功させないと…というプレッシャーを感じる人もいて、そういうのは「クリスマス・ストレス」と呼ばれています(笑
さて、そんなクリスマスの時期では様々な催しものがお目見えし、クリスマス料理が並び、街は飾りでキラキラ輝き…。まさにヨーロッパの暗く長い冬を乗り切るための希望なわけですが、その中でも楽しみなのがクリスマスマーケットです。
昨今買い物なんてどこでもできるしオンラインで注文もできる。でもクリスマスマーケットはその雰囲気がまさにテーマパーク的な感じで別にヨーロッパで生まれ育ったわけじゃない私でも歩く人達のワクワクを感じ取れます。
エディンバラでもプリンセスストリートに毎年クリスマスマーケットが開かれるんですが、特に今年はその規模が大きくなったようで、プリンセスストリートガーデンを半分埋め尽くすくらいの大きなマーケットでした。クリスマス直前は帰省前にプレゼント買う人なんかが多くて、入場制限もかかりました。なので一度入ったら簡単に出られませんけど、中にはトイレもあるのでしばらく滞在できます。
エディンバラ育ちの友達は商業的過ぎるって文句言ってましたけど、でもやっぱりどこまでも続くキラキラしたクリスマス・マーケットを悪く言えません。
一つ一つお店をチェックしてたら数時間かかります。クリスマスの時期しか買えないようなものや、他の国から来たお店も沢山ありました。
ちなみに西洋のクリスマスは日本のように次に和風の正月とかないので、そのままニューイヤーと一緒になっていて、だいたいクリスマスの雰囲気のまま一月に突破します。このクリスマスマーケットも今年は1月9日まで続きました。
特に規模が縮まるということもなく、ドイツの妹がお正月にエディンバラへ遊びに来てくれたんですけど、その時もまだやっていたので一緒に回れました。
売っているのはクリスマス用品、お菓子、お酒など。
エディンバラ名物のファッジ
チョコレートの中にマシュマロが入ってるお菓子。
たぶんティーケーキのでかい版。£1だったかな?
あとクリスマスマーケットではクリスマス用のプレゼントになりそうなものも多いです。そもそもヨーロッパでのクリスマスは恋人同士とかはなくて、家族のイベントなので、プレゼント交換も家族同士でやります。
子供にプレゼントをあげるというだけではなく、大人は大人同士だいたいクリスマスで集まった人全員にちょっとしたプレゼントを買います。そうすると相手が一人じゃないので、全員分買うためひとつひとつの値段はほどほどのものになります。
私が今までもらったものは、
- 手袋
- 絵具セット
- 紅茶
- PCゲームイヤホン
- 画集
- キャンディー
- マフラー
など。
もらった手袋。私の手には大きすぎて…。
今はHDDケースになってますごめんなさい… 😀
私が今まで見た他の人がもらったものは
- 紅茶のポット
- 紅茶のカップ
- タオル
- 水筒
- スカーフ
- 本
- 鞄
だいたい皆£10-15くらいのものでしょうか。クリスマスの贈り物としては、お互いにあげるのが前提なので、はっきりした決まりはありませんが常識のある値段のものにしておかないと困りそうですね。
でも別にプレゼント用じゃなくても欲しいと思うようなものが沢山あります!
クリスマスマーケットでしか買えない、そのためにわざわざ遠くから来てるとか言われちゃうとついね…。
どっか中東の国のお皿。母が欲しがってました。結構高い。
スロバキア人の友達によればこれは柑橘類とハーブで作るリース。いい匂いがする。
スターライト。たぶん元々北欧の飾りだと思うけど、イエス様が生まれた時に三人の王様が星を目印にイエス様を探して贈り物を届けたっていうストーリーにちなんだ飾り。窓に飾る。
あとクリスマスマーケットの時期になると、エディンバラのスコティッシュモニュメントのそばには仮設遊園地ができます。観覧車まで建てるんだからすごい!普段はどこに閉まっているんでしょう。
ちなみにこの仮設遊園地は夏にもあります。マーケットはないけど。
子供向けの汽車とか迷路とかもありますよ。
いつもこのブランコがモニュメントにぶつからないか心配。
あとヨーロッパのクリスマスで絶対逃せないのが「モルドワイン」です!
カビワインじゃありません。ヨーロッパのクリスマスではどの国でも定番で、シナモンの味つけをした甘いホットワインです。これが寒い中マーケットをまわってる時に休憩がてら飲んだりすると沁みます。
すごく美味しいけどアルコールなので気を付けて! 甘いのでつい忘れそうですね。いつも散々お酒の販売に厳しいスコットランドなのにクリスマスマーケットではあまり。でもお酒売ってるエリアには警備員が立ってるからチェックしてるのかな?どうせ一杯だけしか買えないから黙認?
とにかくモルドワインはおいしい。けどこれをクリスマスマーケットで飲むのが私的にはヨーロッパらしくて好きです。
スターバックスでモルドフルーツジュースっていうのが売ってて、そのグレープがこのモルドワインに非常に近い味ですね。それだけヨーロッパでは皆慣れ親しんだ味ってことでしょう。
お店でも売ってるので買って家で鍋で温めて飲んだり。でも砂糖が沢山入ってるので温める時気を付けないと焦げます。
音楽と電飾でいっぱいの日本の華やかなクリスマスも大好きですけど、イギリスのこじんまりした温かななクリスマスも大好きです。
もしクリスマスの時期にヨーロッパへ来ることがあれば是非大きいクリスマスマーケットがある場所を調べて訪れてみて下さい!
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