
北のビッグベン? エディンバラの時計塔。
エディンバラ・ニュータウンは、エディンバラ中心街のうちの、ノースブリッジを挟んで北側のエリアです。
1、ニュータウンの歴史
ニューと言っても街が作られたのは18世紀で、オールドタウンに比べてニューっていうだけの話です。
昔エディンバラが13世紀ごろオールドタウンのお城を中心に作られたあと、何百年もたって、人口が増えて、家も古くなって、エディンバラのお金持ち達は新しい街と家を作って引っ越すことにしました。
その時に建築家の中でコンペティションがって今のニュータウンのデザインに決まったらしくて、まぁちゃんと計画されてできた街なんだなっていうのがはっきり分かります。
2、プリンシス・ストリート
Princes streetですが、プリンセス(Princess)じゃありません。プリンス(Prince)の複数形でプリンシスストリートです。
ここがエディンバラのメインストリートで、大きなお店やデパートがいっぱいあります。
休日は結構歩くのも大変なくらい、平日の表参道くらい混んでます。
ちょっと高級なお店も多い。ただしホントの高級ブランドはここじゃなくてSt.Andrewsスクウェアの近くの裏通りにあります。
ここからはオールドタウンも見えるし、ほんと街で一番賑やかな当たりなので楽しいです。ストリートミュージシャンとかも沢山。バグパイプがいつも聞こえています。買い物なら断然ここです。
バスが一番通るのもここで、交通量も多いです。

ここの一番東端、ノースブリッジとの交差点にあるホテルがバルモラルホテル。五つ星ホテルです。
すごく目立つので写真映えもしますね。
ここはいつもいかにもスコットランド人って人をドアマンに雇っていて、スコットランドの民族衣装であるキルトを着て迎えてくれる、もうスコットランド推し推しのホテルです。
なんでもハリーポッターの作者のJ.K.ローリングはここのスイートルームに招待されて最終巻を書いたとかなんとか。うーん、どんな部屋だろう。
他にもシェラトンホテルとか色々ありますけどね。でもこのロケーションでこのヨーロッパらしい雰囲気。泊まってみたい。

ホテルから写真の左に延びるのがプリンシスストリート。
3、ジェナーズ
ここは老舗デパートです。伊勢丹的なね。友達曰くイギリスで一番古いとか古くないとか。
入口は狭いんですけど、中のメインホールはちょっと教会みたいに天井が高くなってて、おしゃれです。クリスマスには立派な飾りが付いてさらに素敵。
上の階には高級食材店があって、色んな国のお菓子とかも売ってます。
イギリス王室御用達のチョコレートとかもありました。中国人が爆買していくらしい。
私はクリスマスカードがここのがおしゃれだから毎年買いに行ってます。
イギリスには年賀状がない代わりにクリスマスカードを送りあうんですよね。

4、プリンシス・ストリート・ガーデン
そのプリンシス・ストリートとお城の間のちょっと低くなってるところにあるのがこの公園。
結構広くて、街のど真ん中にあるのでいつもすごい混んでます。
しかしここからもオールドタウンの景色が一望できるし、夏は緑がいっぱいで日向ぼっこするのに最高です。

夏は鮮やかな緑がいっぱい。皆お昼寝したりおしゃべりしたり。
エディンバラの気候は基本穏やかなので、夏は日本の春くらいの温かさで、一年でダントツ過ごしやすくて、この公園で数時間くらいぼーっとするのも幸せです。
冬はここでクリスマスマーケットが開かれるのでまた違う形でにぎわいます。
クリスマスマーケットについてはまた別の記事で書こうと思っています。
エディンバラのクリスマスマーケットはすごいですよ!

ここからエディンバラ城のベストな角度が。

ヨーロッパの花火はやっぱり一味違う。
5、スコティッシュモニュメント
プリンシス・ストリート・ガーデンとウェイブリー駅の間にあるモニュメント。
お金を払うと上まで登れます。£3くらいだったかな?
外から見るより結構高いので、体力ない人は結構大変かも…。でも街の真ん中からエディンバラが見渡せるので気持ちいいです。

ちなみにエディンバラの中央駅、ウェーブリーステーションはこのモニュメントの横です。
ちょっと潜った感じの作りなので分かりづらいけど。駅はエディンバラにちょっと西方にヘイマーケット駅などいくつかありますが、このウェイブリーステーションが一番大きい駅です。
あとエディンバラ空港行きのエアリンクバス100番もこのウェーブリーステーションとモニュメントの間から出ます。青いバスが目印です。

モダンなエディンバラのメインステーション・ウェイブリー駅。

エディンバラ空港行きのバスの中かから。
ここがちょうど停留所で、モニュメントを少し下ったところにあります。
6、 セント・アンドリュース・スクウェア
ヨーロッパといえば街の中に突如現れるスクウェア。
プリンセスストリートの東端をちょっと入ったところにある広場です。
ここでも映画祭とかクリスマスにはスケートリンクとか色々催しものがいつもやってる。
あとここの周りのレストランはテラス席なんかも多くて、景色が良いです。
私のおすすめはHarvey Nichols. ちょっと高めのイタリアンです。イタリアンはどこも高いけど。


7、ディープフライド・マーズバー
チョコレートのマーズバーを揚げちゃったというのが最近の新しいスコットランドの名物になっています。
イギリスと言えばフィッシュアンドチップスですが…。そこにチョコレートも揚げちゃえっていうのがね。
老舗のフィッシュアンドチップス屋はまじ怒ってますよ(笑
でも旅行者は皆喜んで食べる。私も友達に付き合って三回位食べましたけど、まぁ溶けたチョコレートですよ。おいしい。

8、 カルトン・ヒル
ここが私がエディンバラで一番お気に入りのポイント。
プリンシスストリートの東端をさらに進む先にある丘です。
ここからエディンバラが一望できるんですが、エディンバラ王道観光プランのトップ画像に使った景色もそこから撮りました。
まさにポストカードの景色です。
お城やオールドタウン・ニュータウンが全部一望できます。
私がオススメなのは夕方。西向きなのでホントにきれいです。
まぁ夕方といってもエディンバラでは季節によって全く時間が違いますが…。

でもここは観光なら絶対優先度高めで行ってほしいです!
アーサーズシートみたいなスコットランドらしい景色もちょこっと見れますし、
あとカルトンヒルには昔建てられたパルテノン神殿のレプリカの一部があって、
なんでもエディンバラは北のアテネと呼ばれているから、パルテノン神殿建てちゃえってなったらしんですけど、予算不足で途中でやめたという…。
イギリスの工事の遅さは日本人なら絶対信じれませんからね…。
うちの近くでも道路の工事やってて、もう半年以上です。ホントです。ずっとやってるし、毎日人が働いているのに終わりません。
まぁ古い街だし石畳とかあるから簡単じゃないのかも。

9、セント・マリーズ大聖堂
ここはあんまり有名じゃないんですが、私のお気に入りの教会。
エディンバラで一番大きいと思うんですけど、プリンシスストリートとか西側にちょこっと歩かないといけないのでなかなか皆行かないかも。
でもこの変はちょっと北に行くと散歩も楽しい綺麗な住宅街で、リースウォーターっていうちょっとし
た川辺もあって喧騒から離れてゆっくりするにはいいエリアだと思います。
10、ドーム(バー)
イギリスといえば、こじんまりとしたパブ。もうそこら中にあります。
そこでビールやサイダー(サイダーは林檎酒、お酒です)をパイント飲んだりスコッチウィスキーを飲んだりもいいですが、
ジョージストリートにあるこのお店が私は好きです。
パブって感じじゃなくて、ちょっと高級なレストランのホールにあるバーって感じです。
実際他のお店より1.5倍くらいの値段ではありますが、でも目玉の出るような値段じゃないし、
とにかくちょっとラグジュアリーな雰囲気で素敵です。
ジョージストリートにはこんな感じのちょっとポッシュなお店が多いです。
このドームでは、お店の人も雰囲気を壊さないように絶対慌てて動いたりしなくて、
超エレガントに振る舞っているのですごいなぁと思います。
ドアマンとかもいて、ドレスコードとかあるのかは分かりませんが知らないとなかなか入ろうとは思えませんね。
でもこういう雰囲気が好きな人は楽しいと思います。
席が少ないので立ちになる可能性も高いですけど。

そんなわけで、ニュータウンは以前紹介したいわゆる超観光地のオールドタウンに比べると買い物とかカフェとか公園とかゆっくりするのが楽しい感じの街です。
次はさらに日数に余裕のある方のため、市街地からちょっと離れたスポットなどを紹介したいと思います。
コメントを残す