こんにちは、今日は以前書いた

スコットランドで妊活〜妊娠初期

スコットランドで妊娠中期

の記事の続きを書きたいと思います。

実はこの記事を書いてる時点で既に赤ちゃんが無事産まれて、赤ちゃんとの生活を始めています!

なので少し前のことになりますが思い出しながら書いていきたいと思います。出産についてはまた別で詳しく書くことにします。

 

糖尿病検査の結果

以前の中期の記事で書いた糖尿病検査の結果は陰性でした!

自分の中で色々心当たりがあって、勝手に糖尿病なのでは!?と思い込んでいたような部分があったので結果を聞いて安心しました。

それでも糖分のとりすぎは良くないので食事のバランスには気をつけるようにしましたが、神経質にならずに済むので良かったです。

 

鉄分不足の解消

中期の終わりから血液検査で鉄分不足を指摘されて処方箋のサプリメントを摂り始めましたがなんとなく疲れにくくなったような気がして、気分が楽になりました。

このサプリメントは出産直前まで飲みました。その後の血液検査で鉄分レベルが正常になったので一旦減らしていいということで徐々に減らしていきました。

私は薬を飲んだかどうか覚えているのが苦手なので、こうやって朝昼晩と書き込んで忘れないようにしました!

鉄剤を飲むと嫌なのが便秘になることです。せっかくつわりが楽になってご飯を食べれるようになったら便秘が少し治っていたのにまた便秘になってしまいました…。

しかし妊娠後期は特に鉄分が必要になるので仕方ありません。

ミッドワイフから鉄分の吸収をよくするためオレンジジュースを食事と一緒に摂るようにと言われたので毎日一杯飲むようにしました。

 

体調問題

後期になると腰痛が出てくる人が多いようですが私もそうなりました。いつもというわけではないんですが、少し歩いたりすると腰が痛くなって、寝返りも打てないような状態になります。でも時々は姿勢を変えないといけないので変えるとめちゃくちゃ痛くて、夜うーんうーんとうなりながら寝ていました。

さらに頻尿がひどくなって、これも後期には膀胱が圧迫されてそうなるのですが、頻尿がここまで辛いこととは思いませんでした。夜にどうしてもトイレに行きたくて1-2時間ごとに起きるようになるので、寝不足になります。でかけていてもすぐトイレに行かなきゃいけないし、大変です。特に最後の1-2ヶ月は頻尿が一番辛いことだったかもしれません。

あと赤ちゃんが肺も圧迫するので呼吸もとても苦しくなります。ご飯を食べると胃が膨らんでさらに苦しくなるので少しずつ食べるようにしたり、食べたあとゼイゼイとなったり…。

他にも時々吐き気がしたりめまいがしたり、一度はスーパーでとても具合が悪くなってしまい、周りの人がびっくりして、私が明らかに妊婦だったのもあり、救急車を呼ぼうとしてくれました。とりあえず水を飲んでしばらくじっとしていたら楽になったので救急車は呼びませんでしたが、スーパーの人も優しくしてくれて、妊娠生活は本当色んな人に助けられながらの毎日でした。

仕事も後期になるとまたどうしても息苦しくて休憩が必要になったり、休み休みで働きました。でもなんだかんだ私は入院する当日まで働くことができました。ほとんどの妊婦さんは予定日前には産休に入ると思うのですが、私は転職したてということもあり、仕事も自体も好きで、在宅勤務かつフレキシブルに働ける環境だったので無理しないようにしながら、続けることができました。

お腹の方は中期に比べると大きくなるスピードは落ちた感じがしますが、それでもどんどん大きくなるので、最後の方はもう入る服がなくて大変でした。予定日が2月で、冬場の妊娠後期生活だったので上着などが必要で、最後はパートナーのコートなどをダボダボながら着ていました。マタニティウェアも余裕を持って買ったつもりが全然入らなくなっていって、大は小を兼ねると言いますし、もっと大きなサイズを買うべきでした。

お腹が大きくなるにつれてもう一つ辛かったのがかゆみです。お腹の皮膚が伸びて乾燥するのでとにかくずっとかゆい!!

妊娠線クリームはあまり意味がないと読んだので私は最初はそんなに真剣にケアしていませんでしたが、最後のほうは痒みがひどすぎて3時間ごとくらいにクリームを塗っていました。それでも特に最後の2週間くらいに一気に妊娠線が全面にできてしまいましたが…。お腹も相当大きくなったので仕方ないです。頻尿の次に辛かったのがこのかゆみだと思います。これは本当に産む瞬間まで続きました。痒すぎてたまらなくて眠れない日もありました…。

このように妊娠中期には一旦体調が良くなってもまた後期には色々問題が出てきます。それでもやっぱり前期のつわりが一番辛かったと今でも思いますが。でもほんと妊娠って大変なことなんだなと自分で経験して分かりました。妊娠を経験したことのある人は特にとても優しくしてくれた理由が分かります。私もこれから一生妊婦さんに優しくする!と思いました…!

 

会社のクリスマスパーティー

妊娠後期に入る頃に私の会社でクリスマスパーティーがありました。イギリスでは12月頃によく行われる会社のイベントで、うちは特にフルリモートの会社なので年に2回夏と冬にあるイベントに参加するのは同僚と実際に顔を合わせる貴重な機会で、会社側も社員が参加することを重視しています。

私は夏のイベントにはつわりがひどくて行けなくて、夏にこの会社で働き始めたのでまだ同僚とは一度も顔を合わせたことがありませんでした。次の夏には赤ちゃんが産まれているし、妊娠後期にスコットランドからイベントが開催されるロンドン近郊まで移動するのはちょっとどうかなと思ったのですが、私にとって仕事もとても大事なことなので、行くことにしました。

私のパートナーも有給を取って一緒に来てくれることになったので出産前最後の小旅行としても楽しむことにしました。イギリスの会社のクリスマスパーティーは、会社にもよりますが、パートナーも一緒に参加できる場合も多いです。交通費やホテル代なども会社が出してくれるのでそこも嬉しいところです。

万が一を考えて、ブルーファイルは持ち歩き、無理のない日程で会社も色々と気を使ってくださり、なんだかんだでとても楽しめました。

ただよく歩くと腰痛がひどくなるので旅行中は途中歩けないほど痛くなったこともありました…。なのでやっぱり妊娠後期には歩くのは程々にしたほうが良いかもしれません。

一日目

飛行機と電車と迷ったのですが、電車の方が席にゆとりもあるしいいかなと思って電車にしました。ただ実際には電車の椅子の背もたれが真っ直ぐすぎてお腹を圧迫しかなり大勢が辛かったです。

横向きに座って過ごしました。キングスクロス駅まで長く感じました。

キングスクロスについてまずは隣のセントパンクラス駅へ向かい、そこに入っているうどん屋「杵屋麦丸」へ。スコットランドには本格的な和食屋さんは少ないのでだしの美味しいうどんがとても心に滲みました。

それから今回の旅で一番楽しみにしていた5つ星ホテルでのアフタヌーンティー!ランドマークホテル内のザ・ウィンターガーデンというレストランでクリスマスの特別メニューのアフタヌーンティーがあったので楽しみました。赤ちゃんがいたらゆっくり楽しめないかもしれないので、おしゃれをしてカップル2人で最後の贅沢と思ってちょっと高いけど行ってみました!妊婦なので食べられないものがありましたがそれも他のものと変えてくれたり、内装もとてもきれい、ケーキも紅茶もとても美味しくて最高でした!

その後リバティに少しだけ寄って、お土産にクリスマスオーナメントを買いました。

こちらがそのオーナメントとかざったツリーです!

そして一日目は会社近くのホテルへ移動し、既に到着していた同僚と初対面し、その日は眠りました。

二日目

次の日は会社のオフィスで会議に参加し、夜は会社のパーティーでした!

会場までは皆は電車で向かいましたが、私は辛くないように車で来ていた同僚が会場まで送ってくれたり、皆とても良くしてくれました。

パーティーでは今まで仕事の話ばかりしていた同僚と、プライベートの話も色々したりとても楽しかったです。

フルリモートの会社だとどうしても一緒にお昼を食べたり、キッチンで雑談したりという時間がないのでお互いのことを知るのが難しいので、こういう機会がとても貴重です。

やっぱり同僚をよく知ると働くのも居心地がよくなるし、会社に愛着も湧くので、前回も行けなくて、次回も行けるかわからないことを考えると頑張って行って良かったと思います。

三日目

次の日は夜には家に帰る予定だったので、早起きしてロンドンを楽しみました!ロンドンへは何度も行ったことがあるので、私の目的は主に日本食を楽しむことでしたが。

ジャパンセンターで買い物をし、ココイチでカレーを食べ、ゴンチャのミルクティーを飲みました!

そしてまたキングスクロス駅から電車で帰路へ。本当に楽しくて、出産前にいい思い出ができ、心残りなくこれからの育児に励めそうです!

 

外食を楽しむ

出産前にやった方がいいことって何?と聞くと色んな人に大人だけでゆっくり外食とかすること、と言われたので、体調は辛かったけど、何度か友人やパートナーと外食へでかけました。

友達と行った The Spence

https://goo.gl/maps/DoQg3D8pKd93nJUo9

 

パートナーと行ったHawksmoor Edinburgh

https://goo.gl/maps/ppp8yWGVrkAxCUs16

 

両方ともお値段はそれなりでしたら赤ちゃん連れだと行きづらいような雰囲気のいいお店だったのでゆっくり食事を楽しみました!

でも実際は行ってみたらトイレにオムツ替え台があったりしたので赤ちゃん連れでもOKみたいです。

他にも色んな人から言われた出産前にやっておいたほうがいいことは、よく寝ること…。でもそれは実際寝溜めとかできるわけじゃないので…。

出産前にやっておくことと言えば、私は時間の取られるような趣味、ゲームとか、ドラマ鑑賞とかはやっておいた方がいいかもしれないと思いました。

 

ベビーボックス

これについてはまた別の記事で詳しく書けたらいいなと思っていますが、スコットランドではNHSに妊娠を登録すると、出産数週間前にベビーボックスがもらえます。

これはフィンランドのベビーボックスを参考にスコットランドでも始まった制度で、出産や育児に必要なグッズが色々と入っています。

 

必要なものをすべて揃えるのも大変だし、これはとてもありがたいです。

あと何気にベッドになる箱自体が一番活用しています!一番下にマットレスが入っていて、箱がそのままベッドになるのですが、これをリビング用の第2ベッドとして使っています。

軽くて持ち運びも楽だし、大人がいる隣に常に移動できるのでとても便利です。

 

育児クラス

妊娠後期にもう一つやったことが育児クラスへの参加です。本来はNHSが主催の育児クラスがあって、妊婦さんたちが集まって、友達も作れるというクラスなのですが、コロナ禍で今はオンラインになってしまいました。全3回のクラスで、出産についてや育児についてズームでスライドを見ながら教わるみたいなクラスでした。対面でないので友達はできないかなって思っていましたが、ワッツアップグループ作りましょうと言ってくれた人がいて、そこに入ってお友達ができました!なのでオンラインでも参加して良かったです。

それから実際にプレママの皆で集まって直接会ったりもしました。私は周りに妊婦の友達はいなかったので、妊婦の悩みなどを共有できる友達ができてとても楽しかったです。そこで出会った皆さんとは産後の今も仲良くしています!

こういう育児クラスはNHSだけでなく色々な団体がやっているので、勉強のためはもちろん、友達を作るという目的でもとてもおすすめです!

 

出生届の準備

もう一つ産前にやっておいたのが出生届の準備です。産後は時間があまりないかもしれないので産前にできる限りの準備はしておくことにしました。

その中で私が苦労したのが認知についてです。

私とパートナーは結婚していないので、パートナーが日本で法的に父親になるためには認知届を出さないといけないのですが、認知には産前に出す胎児認知と、産後に出す通常の認知届があります。

どうせなら生まれる前の時間があるうちにできて、出生届にも名前を載せられる胎児認知をしてみようと思ったのですが、これが大変で結局は諦めました。

私のパートナーはコロンビアとフランスの二重国籍のため、認知には両方の国の身分証明が必要になります。

ただこれがパスポートのコピーなどでは駄目で、海外にいるため市役所に出迎えない場合父親本人の出生証明書原本などが必要になります。

これを2カ国から手に入れるのが大変で、結局は大使館や領事館で直接出向いて手続きができる生後認知を選択しました。

うちは日本人であるのが母親側である私だったので、この方法でも赤ちゃんは日本国籍を取得することができますが、日本人であるのが父親側の場合には胎児認知をしなければ生まれた赤ちゃんが日本国籍を取得できないので面倒でも書類を揃えて届け出を出す必要があります。

どちらにしろ出生届の提出で必要になるので、日本から戸籍謄本は出産前に予め取り寄せておきました。やはり出産後は忙しいので、出産前に済ませておけることは済ませておくのが良いでしょう。

 

というわけで長かった妊娠生活も終わり、次回の記事はNHSスコットランドでの出産についての記録を書きたいと思います!