実はこの度切れ痔になってしました。ちょっと恥ずかしい話なのですが、でも本当に大変で、皆さんにもこうなって欲しくないし、他にも治療中で苦しんでいる方と情報を共有したいので書きます。ちなみに現在も治療中です。

女性は便秘の人が多いと思いますが私も小さい頃から便秘でした。しかもぶっちゃけ半端でない便秘です。週に一回排便など当たり前でした。昔から食べる量がすごく少なかったせいかもしれません。

そのせいで排便が少ないと便が固くなり、出る時に出血することが時々ありましたがあまり気にしていませんでした。ちょっとしばらく痛いなーって時もありましたが数日で治りましたので。

 

GPに相談

しかしある日なんか痛いのが最近続いてるなーと思いました。だんだん座っているのも辛くなってきて、これって痔かな!?と思いました。それで痔って何かあまりよく知らないままとりあえず痛痒いのが続いて辛かったのでGP(イギリスのかかりつけ医)に電話して相談しました。

コロナ禍で今は直接GPへ行ってドクターと話すのではなくまずは電話で相談し必要なら直接会うという方式になっています。この方式はいちいちでかけなくてもいいのでアポイントメントが平日などでも楽だし嬉しいのですが、直接見てもらえない分問題もあります。基本全部患者の自己申告になるので。

今回私も最初の時点ですぐドクターに会えれば良かったかもしれませんが、なんとなく頭の中に「これは痔だろう」というのがあったので、痔って英語でなんて言うのか分からなくて痔と辞書で引いたところHemorrhoidsと出てきました。しかしこれはどちらかというといぼ痔です。日本語と同じように広義には切れ痔も含むようですが。

私が最初にHemorrhoidかもしれない、と電話で言ったため向こうもHemorrhoid=いぼ痔かな?と思ったでしょう。症状を効いてとりあえずいぼ痔の治療薬をくれました。ここで最初から切れ痔と診てもらっていればもっと早く治ったかもしれません…。

実際この薬で痛痒いのは少し治ってきたので、それであまり気にしていませんでした。

 

切れ痔発覚

しかしこの頃からなんとなくお腹が痛いなーと思いました。なんだろうなと思いましたが、するとある日、また便秘気味で久しぶりにトイレにこもっていたら…ふとトイレを見るとトイレが真っ赤に染まっています!

え!?とびっくりして、しかもなんか最近お腹が痛かったし、何か腸の病気とかかも…!?大腸がんとかだったらどうしようと不安になりもう一度GPに電話しました。お腹が痛かったこととトイレで派手に出血したことを伝えると、出血はどんな感じだったか、家族に大腸がんになった人はいるかなど聞かれました。

家族に大腸がんはいないし、おそらくAnal fissure=切れ痔とのことで、「これはまず便通を改善しないといけないから、まずは食生活を改善する必要がある、パスタやお米は全部食物繊維の多いブラウンパスタやブラウンライスに変えてください、野菜や果物を沢山食べて。それから便を柔らかくするシロップをあげるので使ってください」と言われました。

薬局でそのシロップをもらい、一日1スプーンくらい飲みましたが、ずっと痛いしたまにまた血が出るしで治っていないようで二週間後また電話しました……。翌朝GPで直接診てもらうことになりました。

そして翌朝診てもらったところやはり切れ痔、しかも結構深いですと言われ、これは頑張って治療しないといけませんよと言われました……。

お腹が痛いのは便秘がひどくて張っているからだろうと言われました。でもずっと痛かったのでそんなバカな思ったんですが、後で色々頼んで性病の可能もあるかもとか、子宮内の出血の可能性とか色々調べてくれてでも何もなくて、結局二か月くらいしたらお腹の痛みはなくなったので実際本当にただの便秘が痛かったのかもしれません。イギリスのGPは忙しいのに余計な検査など手間かけさせてしまった……。

ともかく痛みが続く切れ痔の治療が最優先です。その時にもらったのがディルチアゼムという血行を良くするクリームです。肛門に一日二回塗って、結構を良くして、傷を速く治す。でも血行が良くなるから、頭痛やめまいがする場合もあると言われました。しかし私は今のところ副作用は感じませんでいた。

これと先にもらったラクトルースという便を柔らかくするシロップを飲むのを続けました。このシロップははちみつのような甘いだけのシロップで特に飲むのが苦痛というのもありませんでした。

 

痔に関する英単語リスト

ちなみにGPに電話する時、だいたいいつも言われた英語など分からないと困るので予習します。今回も特に痔関連の単語はあまり知らなかったので調べました。ちょっと恥ずかしいリストですが、GPと電話する中で役に立った単語を書いておきます。

  • いぼ痔 = Pile / パイル
  • いぼ痔あるいは広義の痔= Hemorrhoid / ヘモロイド
  • 切れ痔 = Anal fissure / アナルフィッシャー
  • 排便 = Bowel movement / ボーウェルムーブメント
  • 便 = Stool / ストゥール、feces / フィーシス, poo / プー (うんちのような子供っぽい言い方)
  • お尻/肛門 = Bottom / ボトム
  • 便秘 = Contipation / コンスティペイション
  • 大腸がん = Colorectal cancer / コロレクタルキャンサー
  • 食物繊維 = Fibre / ファイバー
  • 便意 = Urge / アージ

このような英語を学ぶのに一番いいのはNHSのウェブサイトです。病気ごとにページがあり、治療法なども載っていて、だいたいGPもこれに沿うので、ここに載っている単語が分かればGPとの会話でも困ることがないでしょう。

例えば今回のように切れ痔ならこのページです。

特に痔関連の単語は便など日本語でも様々な言い方があるように、英語でも遠まわしな表現がいくつかあります。なのでこちらは症状を伝えることができても、向こうが遠まわしな言い方をして分からないということもあります。なので私はいつもGPに電話をする前に関連のありそうな単語は書き出しておきます

 

切れ痔の長い治療と食生活

切れ痔は肛門が切れて、そこから傷が治る間にも毎日排便のために傷がひっぱられるので治りづらく、8週間くらいかかりますと言われました。それまで根気よく便を柔らかくしないとダメです、と。もらったディルチアゼムクリームも塗りました。最初塗る量が分からず使いすぎて、8週間用のクリームが3週間くらいでなくなりそうでした!GPにお願いしたらもう1個くれましたが、ラベルに少量塗ること、と追記されていました……。

とにかく食物繊維をとって、排便を毎日、柔らかい状態でしないとまた切れるというので、食生活に気を付けました。

まず毎日食べていたシリアルを食物繊維の多い全粒粉シリアルに変えました。それから今までは排便が調子が良くても2-3日に一度だったのがだいたい毎日あるようになりました。時には一日2回の日もありました。排便自体もスムーズになって、スルッと快便というのはこういうことか!と学びました。力を入れなくても排便できるというのは素晴らしいです。

むしろ今まで皆こんな快適に暮らしていたのかと、今までの食生活を悔やみました。

水を飲むのも意識して多く飲みました。

パスタもブラウンパスタを食べましたが、これはあまり美味しくなくて辛いです……。

今はコロナ禍で在宅勤務なのでちょっと便意があればすぐトイレにも行きやすいのが助かりました。また痛痒くてそわそわしてしまうのでそれも在宅で助かりました……。

運動も便秘解消には必要みたいなので、在宅勤務でなければ外出が増えてそもそも切れ痔にならなかった可能性もありますが……。

GPには他の件でも電話したことがあるのですが、その時にも違うドクターでしたが、診察記録を見て、切れ痔はどうなった?真剣に治療しないとダメだよ、便が柔らかすぎるってくらいにしないと治らないってクギをさされました。

なのでシロップも忘れずに飲んだり、相変わらず野菜も意識して取ったりしました。

 

痒みとの戦い

しかし5-6週目くらいでしょうか、急にお尻がものすごく痒くなってきました。これは傷が治っているからかなと思いましたが、だんだんかゆみがひどくなってきて、夜も眠れないほどに。朝は大丈夫なんですが、だいたい夕方位には痒くなってきて、夜寝る頃には本当に耐えられないほど痒くなります。

これは痔のせいなのか?とりあえずGPはすぐには電話で相談できないので今すぐかゆみを鎮めたくて薬局に電話してみました。かゆみ止めとかないですか、と。
切れ痔の治療中だと伝えると、傷が治る時は痒い物だから我慢するしかないと言われました。

がっかりしましたが仕方がない、相談したのが金曜日で、でも週末にはもう本当に痒くて痒くて耐えられませんでした。

仕方ないので月曜日にGPにまた電話しました。急ぎですか?今日ドクターと話したいですか?と聞かれて、正直本当に辛かったので、はいお願いしますと言いました。

それでドクターに眠れないほど痒いんですけどなんとかなりませんかと聞いたら、ステロイドクリームをくれることになりました。

ディルチアゼムクリームのせいで痒くなるんでしょうか?しばらく辞めた方がいいですか?と聞いたらいやそれは絶対に続けて下さいと言われたので、やはり血行をよくすることが切れ痔の治療にとても大切なようです。

排便はどれくらいありますかとまた聞かれたので、最近は毎日ありますと伝えたところ素晴らしい、そのまま続けてくださいと言われました。

血行をよくして傷を治すこと、便秘を治して傷を作らないことが切れ痔を治すのに大切ということですね。

ディルチアゼムクリームとステロイドクリームは一緒に使っていいから、一番痒い夜寝る前にステロイドクリームは塗ってね、言われました。

ステロイドクリームは最初にいぼ痔かと思って相談した時にもらったものと同じクリームでした。最初の時ステロイド入りとは言われなかったけど……。でも特に使い方に気を付けてとか釘を刺されてないのでたぶん弱いクリームでしょう。

さすがステロイドクリームはよく効きました。数日は痒みは治まりました……。肛門の皮膚が弱っていたから、傷が治っていただけじゃなくて何か他に炎症とかが起きていたのかな?

 

再びの出血

ステロイドクリームも効いて、痒みも減って、切れ痔の治療を開始して7週間がたちました。4-6週間くらいで治ってくると思うよ言われていたので、実際痒みや痛みも減ってきてちょっと油断していたのかもしれません。

ある日ちょっと忙しくて水分を取るのが足りてなかったような気がします。治ってきた油断でシロップなど飲み忘れていた日もあったと思います。トイレにいって、排便しようとしたところ、「あ、なんかやばいぞ」と思いました。便が固い。

そしてピリッという感覚があり、もしやと思って便器を除くとまた派手に出血してしまいました!

本当にショックです……。

これはまたそこから8週間治療しなおしということ!? とあまりにもショックでしばらく呆然としました……ホントに8週間痒くてつらくて、食事に気を付けたりするストレスも大変だったので。

8週間治療を真剣に続けるって結構大変なことなんですよね。一日二回クリームを忘れずに塗ったり、食事を一生懸命考えたり、痛みやかゆみを我慢したり。

本当に馬鹿なことですけど、やっぱり疲れてくるし、忘れずに何かを続けるのって難しいです。

一度気になってディルチアゼムってなんだろうと調べたことがあるんですが、この血行をよくするクリーム、以前は同じ効果があるものとしてニトログリセリンが使われていたそうです。

ニトログリセリンは爆薬の原料にもなりますが、狭心症の治療にも使われる、血行をよくする薬にもなる。

しかしこれがディルチアゼムと同じように頭痛やめまいが起こりやすいが、その副作用が強すぎて治療を続けられない人が多いと。確かに頭痛やめまいがしょっちゅうあったら日常生活にも支障をきたします。

それでこのディルチアゼムの方が副作用が少なくて治療が続けられるというので開発されて使われるようになったらしい。

他にも診察の時に「以前あげたシロップはどうですか?甘すぎて嫌だって人もいるけど」と聞かれたり(嫌だった他の便を柔らかくする薬があるのかな?)、関係の無い診察の時も「切れ痔の治療はどうですか、排便はどれくらいの頻度でありますか」と繰り返し聞かれたりしましたが、これはそれだけ8週間治療をしっかり続けられない人がいて、悪化する人がいるということではないでしょうか……。

とにかくここで私も本当にショックで後悔して、出血があったのが3週間くらい前のことなんですが、そこからまた絶対に治すと気合を入れ直して治療を続けています。ディルチアゼムクリームもなくなってしまったので、今GPにまた電話して追加でもらえるか聞くところです。

 

便秘解消にさらなる努力

とにかく大切なことはまた切らないことであるのは間違いない。便が柔らかすぎるくらいでいいから、と言われていたので、ネットでも便が柔らかいとはどれくらいのことなのか調べて、バナナくらいが理想とか、歯磨き粉よりちょっと固めくらいとかできて、それがちょうどいい状態と言うことは、柔らかすぎるはそれよりも柔らかいと言うこと?

それってかなり柔らかいと思いますが、確かに一度切れた傷が引っ張られないとなるとそれくらいにしないとダメですよね。今までシロップの量が足りなかったかもしれません。1日2スプーンに増やしました。このシロップも追加でもらった方がよさそうです……。

そして食物繊維もしっかり量を計算して採らなきゃダメだと思い、考えてみたところやはり思ったより採れていなかったかもしれません。食物繊維の多いシリアルといってもしれています。

そこで家にあるものを調べたところ一番食物繊維が多いのはパートナーが食べていたオートミールというイギリスでよく食べられている穀物のシリアルのようなものです。ポリッジつまりお粥みたいな呼び方をする時もあります。

私はこのオートミールが好きじゃなかったのですが、切れ痔を治すためなら仕方ありませんこれを食べることにしました。

草っぽくて嫌いだったんですが草っぽいのは食物繊維が豊富っていうことなんですね。オートミールを美味しく食べる方法は別の記事で詳しく書いたので、実践したい人は参考にどうぞ。

オートミールを美味しく食べる、日本人向け基本の食べ方

切れ痔を治すためなら嫌いなものでも食べるしかありませんね。痛くて痒くて眠れないよりましです。

それから水を飲み忘れることが絶対にまずいので、喉が乾いていなくても、水を入れたコップを目の前に置くことを習慣にしました。目の前にあればなんとなく手が伸びて飲む量が増えます。

アルコールもやめました……アルコールを分解するのに水分が使われるので。仕事の後のビール一杯が毎日の楽しみでしたが……。
おかげで排便も以前より柔らかく、量も増えた気がします。1日2回と言う日も多いです。1日2回は多いと思うんですけど、でも便が固くなってしまうよりいいです。

 

治療中の現在

また切れてしまってからは痛みも痒みも戻ってきてしまいました。痛みは排便後は特にヒリヒリした痛みが最初の1週間くらいは何時間も続いてひどかったです。そこからヒリヒリはさらに便を柔らかくする努力をして少なくなりましたが、ズキズキした感じや、痒みは続きます。痒みも前も治療開始後数週間目が一番ひどかったですが、今また痒みが強くなってきました。前よりマシですが、本当に痒い日もあるので、余っているステロイドクリームを使ってもいいか、今度ドクターとの電話で聞いてみるつもりです。

コロナ禍でGPはいつもに増して忙しくドクターとのアポイントメントもなかなか取れず今回なんと2週間待ちなのですが、それでも仕方ないです待つしかありません。本当に緊急の場合は優先してもらえますが。

とにかく私は切れ痔を舐めていたと思います。便秘がこんな大変なことになるなんて。今までここまでひどくなったことはありませんでしたし。食物繊維を取ろうというのはよく聞きますがこんなに大切なことだったんですね。

これから私は一生便秘を放置することはないでしょう、食物繊維の大切さも知ったので、野菜や果物、食物繊維の多い食事を取ります。これを読んでくださっている方が切れ痔や便秘に悩んでいる方か、そうでないかは分かりませんが、皆さんもぜひ私のようなひどい状況にならないよう便秘を治した方が良いです!

ふと切れ痔がずっと治らなかったどうなるんだろうとNHSのページなどを読みました、もしずーーっと治らなかったら最終的には手術ということになるらしいです。
手術なんて避けたいしそもそも今イギリスの病院はコロナ対応で様々な手術が延期されていて空前の待ち列だそうなので切れ痔の手術なんて相当緊急でないとしないでしょう。

とにかく生活習慣を改善して治すしかありません。

もう3か月ほど切れ痔と戦っていることになりますが、もう一度ドクターがチャンスをくれてまた薬を頂けることを祈ります。

切れ痔で苦しむ私から皆さんにお伝えしたいことは

  • 便秘を絶対治す(食物繊維、水分)
  • 一回切れたり痔かもと思ったらすぐに病院に相談する
  • 治療の途中で気を緩めない

です。治療中の皆さん一緒にがんばりましょう。