実は最近慢性便秘のせいで切れ痔になってしまい大変な思いをしています。痔の治療については別の記事で詳しく書きますが、ドクターに食物繊維を多くとって便秘を改善しないと痔を繰り返して治らないよ!と言われて、必死に食物繊維を取っています。
普段朝ごはんはパンとか、シリアルが多くて、食べない日も多かったんですが、それを見直して、少しでも食物繊維の多い食事に変えるため、朝ごはんも食物繊維の豊富なオートミールに変更しました。
以前はオートミールが嫌いだった
実は私は以前はオートミールが好きではありませんでした。むしろ好き嫌いの少ない私にしては珍しく、オートミールはどうしても食べられないくらい嫌いと言って良かった。
有人の家に泊まった時に朝食に頂いたのが初めて、えっこんなにまずい食べ物が!?と思いながら頂いたものなので必死に食べきりました。
まずいなと思うのは、水分量が少なく、パサパサしていて草っぽいから。なんというか、馬の餌!?って感じがしました。
でも最近オートミールの食べ方を色々調べて試しみたところ食べ方が合っていなかったんだなと気づきました。
オートミールを初めて出してくれた友人はポーランド人だったのですが、思うにヨーロッパ人は日本人より水分量の少ない食べ物を好む傾向があります。パンも日本人が食べるような白いもちもちのパンより黒くて堅い、乾燥したパンが好まれる。以前一緒に住んでいたフィンランド人は日ごろからイギリスのパンは柔らかすぎると文句を言っていました。私からするとイギリスのパンも十分堅いのですが。
なのでオートミールもヨーロッパ人はパサパサめに作るのではないでしょうか。よって日本人がオートミールを作るのであればヨーロッパ人が作るより水分量を多めにして作れば美味しく感じるかもしれません。私はそれで美味しいと思えるようになりました。
食物繊維が豊富なオートミール
そういうわけで以前は美味しいと思えなかったオートミール。しかし味がどうこうというより、今回どうしても痔を治すためには食物繊維を取る必要があり、私のパートナーがオートミールをよく食べていて家にはあったので、食物繊維量を調べてみたところ家にある他のものに比べて一番食物繊維が多い。
こちらのサイトによればオートミールは穀物の中でもトップクラスの食物繊維量!
しかも、食物繊維は水溶性と非水溶性があり、両方を取るのが理想ですが、オートミールは非水溶性食物繊維も、そして不足しがちな水溶性食物繊維も、両方がバランスよく入っている。
これは嫌いと言えど食べるしかない。それくらい便秘による切れ痔は恐ろしいのです……。
日本人に合うオートミールの食べ方
それではいよいよ私がオートミールを食べる時の準備の仕方をご紹介します。オートミールを食べたことのない方にも分かりやすいようにステップごとに細かくご紹介します。
①オートミールを用意
まずはオートミールを買ってくるわけですが、オートミールは牛乳や水でふやかして食べるので元の乾燥した状態の3-4倍くらいにはなります。一食あたりは30-40gが目安なので、お店では1kgなど大容量でよく売ってますが、それで毎日食べてもだいたい一か月くらい持つ計算です。パスタなどにイメージは近いかもしれません。
私はパートナーと食べているので一回の買い物で1-2kgは買います。
特に決まったブランドなどはなくその時安かったものや、気になったものを色々食べています。正直私はあまり味に違いは感じないです…。もっとオートミール通になったらこだわりもでてくるかもしませんが。
これは今朝食べたやつです。オートだけでなくちょっと色々混じってますがこんな感じの可愛いパッケージに入って売っていたので気になって買いました!
②一食分を器に盛る
前途の通り一食当たりの目安は30-40gです。これが水分を吸って嵩が増すので、3-4倍に増えることを意識し深い器に入れて下さい。さらに温める時に吹き出すように増えるので、5倍くらいは入る器が必要です。ここで小さすぎる器に盛ると、温める時に溢れて大変なことになります。
30-40gはだいたいこれくらいです。いちいち図る必要はありませんが、今回は量の目安が分かりやすいようにきっちり図りました。器の大きさもこれくらいがちょうどよいでしょう。
この量でかなりお腹が満たされます。私は食物繊維を多く取るため今はこれよりちょっと多め位で作っています。
③牛乳や水を入れる
次に器にオートミールが吸うことになる牛乳や水を入れます。シリアルと同じように牛乳でふやかすのがオーソドックスですが、牛乳が苦手な人やお腹がゴロゴロしてしまう人は水でもオーケーです。また牛乳が足りない時も足りない分を水にしてもいいです。私は牛乳はちょっとお腹の調子が悪くなる時もあるので低脂肪の牛乳で作ります。
量はオートミール3倍くらいが良いでしょう。さらにもちもちが良い人は5倍くらい入れてもいいかもしれません。写真の量で3倍です。ひたひたより多めくらいでしょうか。
④電子レンジで温める
これを今度は電子レンジで温めてふやかします。冷蔵庫に入れて電子レンジなしでふやかしたり、鍋で温める人もいるようです。私はいつも電子レンジです。時間はパワーにもよりますが日本人好みのしっかりもちもちにするにはだいたい3分位です。
この時電子レンジから離れない方が良いです。特に初めて作る時は。器から溢れないよう注意してください。温める途中でかなり膨らむので、もし溢れそうになったらそこで止めて下さい。
私は一度溢れさせてしまったことがあり、掃除が大変でした。見た目も……ちょっとグロいです。
温めるとこんな感じに増えます。
⑤トッピングをして食べる
最後に温めて膨らんだオートミールにトッピングをします。このままでも美味しいですが慣れるまではやっぱりちょっと草っぽい味と食感があるので甘くして食べるのが食べやすいと思います。
一番簡単なのは砂糖を振りかけることです。大さじ0.5-1くらいの砂糖をたっぷりかけます。砂糖の代わりに蜂蜜も美味しいです。
私はさらに便秘改善のためにプルーンも入れています。プルーンを3粒です。時間がある時は細かく刻むといいアクセントになって食べやすいですが、面倒な時は単にそのまま入れます。プルーンも食物繊維が豊富で、前途の水溶性食物繊維と非水溶性食物繊維の両方が入っているので便秘改善にとても良いようです。
他にも色んなドライフルーツをいれたり、ナッツをいれたり色んな具が合うようです。
また甘い物だけでなく和風だしや糊、鰹節などおじや風、トマトスープなど洋風のアレンジもあるみたいです。オートミールアレンジレシピで色々調べてみて下さい。
以上が私がオートミールを食べる時の準備の仕方です。
このようにして食べるとオートミールがもちもちプルプルした感じになって、かなり食べやすいです。食べ慣れてくると穀物のうまみのようなものが感じられて、これがすごく美味しいです。しかも食物繊維が豊富なので、便秘改善もモチロンですが、お腹で膨らんで、すごく満足感があります。お昼までしっかり持ちます。
最初はちょっと義務感で食べていたのですが、今は単に美味しいなと思って食べています。以前食べていたハニーコーンフレークより満足感も高くていいかもしれません。温かいのでイギリスの寒い朝にもピッタリです。
今までオートミールを食べたことのなかった方も、イギリスならスーパーで沢山売っていますし、日本でも手に入るのでぜひ食べてみて下さい
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