イギリスで大学へ通い、ソフトウェアエンジニアとして就職し、海外生活も4年目となりましたが、やはり国が違えば常識も毎日の生活も違う。

イギリスでの生活は楽しいですが、生まれ育った故郷、日本との違いにびっくりすることも多々あります。

今回はそんな日本人にとってイギリスで暮らしていてイライラする、もう日本に帰りたいと思いたくなる瞬間をまとめました。

 

1、手続きの遅さ

海外で生活するにはビザを申請したり、銀行の口座を開いたり、家を借りたり、仕事で契約を結んだり、沢山の手続きがあります。

日本では銀行に必要な書類を持っていけばすぐに口座を開けますが、イギリスではそうはいきません。銀行ではまずアポイントメントを取り、指定された日時に行かないといけません。

私がエディンバラ大学に出願した際も、4週間以内に合否をお知らせしますと言われたのに、結局合否が分かるまで4ヶ月もかかりました! その間何度メールしても電話しても待てと言われるばかり…。こっちは将来がかかっていたので気が気がじゃありませんでした。しつこく電話したところ、なんとその電話口で合格が決まりました…。ちゃんと審査しているのか不安です。

仕事でも必要な備品を申請しても届くまで半年…。ビザだって何ヶ月も待たされます。何人待っていようが働く人はその分長く働いて早く処理しようとかありません。役場の人も全員定時で帰る。労働環境の良いイギリスですが、サービスを受ける側としては忍耐力が必要です。

アポイントメントが理不尽な理由でキャンセルされることもしばしば。大事な手続きではかなりの余裕を持って行わなければ怖くてできません。日本のように言われた期限の通りにことが起こるのに慣れていると非常にイライラします。

 

2、住居不足

イギリスでアパートを借りる際、日本のように不動産屋に行ってすぐに家をいくつか見せてもらってその中からいくつか選ぶ…そんな贅沢なことは起きません。

イギリスに限らずヨーロッパ各地で見られることですが、慢性的に住居不足で、見つけた家に入るしかない。

都市にもよりますが都会ほど理想のアパートを見つけるのは至難の業です。

ある友達は何でも良いから引っ越したいと言っていたのに半年もかかり、とうとう元のアパートの契約が切れ、追い出されかけてギリギリセーフのところで見つかりました。

家が基本的に足りないので、大家側の立場が圧倒的に強く、経済的に弱い学生はなかなか家を借りられなかったりします。

住むとことろが見つからないというのはものすごいストレスですし、お金もかかります。日本のようによりどりみどりのアパート選びが恋しいです。

 

3,天気の悪さ

イギリスで誰もが文句を言うのがこれです。

イギリスの中でも南部の方であれば比較的に晴れる地域もあるようですが、私の暮らす北部ではデフォルトで曇りか雨です。晴れると今日は外に出ないと!とわざわざ誰かがメールしてくるほどです。

この天気が耐え難くてイギリスを離れたという人の話も沢山聞きます…。

そしてこの天気のために国内で育てられる食べ物は少ないので、スペインやイタリア、南米などからの輸入食品をスーパーでもよく見かけます。そのお陰でイギリスでは国際色豊かな食生活を送れるというわけでもありますが、やはり現地で作っている食べ物には叶いません。

日本のように一日中カラッと晴れる日や強い日差しが恋しいです。日焼け止めを全く使っていませんが、イギリスで暮らし始めてからすっかり真っ白になってしまいました…。美容にはいいかもしれませんが、健康にはこの天気が良くなさそうです。特に冬は太陽を浴びる機会がめっきり減るので、少しでも外に出るように心がけないといけません。

 

 

以上、イギリス・海外生活で日本に帰りたくなる瞬間TOP3でした。どんな国にもわるいところはあるといえ、やはりついつい日本と比べてしまうことも多いです。この3つがなかったらな〜といつも思っています!

他にも皆さんがイギリスや海外生活でイライラすることがあればコメントで教えてください。