イギリス・スコットランドの気候①年間の気温、服装と詳細では主に気温の変化について触れましたが、今回はイギリスといえば…雨、の話題です。
ヨーロッパで一番雨の降る地域
イギリスではよく知られていることですが、雨がよく降ります。特にスコットランドは天気が悪いと一般的にイギリスの中でも言われています。
Tourist Makerでもヨーロッパで一番雨の降る地域は、スコットランドの西海岸と紹介されています。実感でもこれは間違いでないなと分かります。ひどい時は一週間晴れないこともあります。
日本でも降水量は多いですが、それでもスコットランドと日本の天気の悪さが違うと感じるのは、イギリスの雨は基本しとしと雨がずーっと続くという感じで、降っては止み、また降っては止み、一日の中で一定の天気のままとなりません。日本だったら今日は雨なら雨、今日は晴れなら晴れって感じですよね。
しかもそんな変わりやすい天気だからか、天気予報はあまりアテになりません。当日になって前までの予報と完全に違う予報になったりというのはよくある話です。
なので今日は雨だから傘を持っていこうって気もあまりしません。
よくヨーロッパ人は傘をささないと言いますが、実際そうで、予想もできず毎日のように小雨になるので、傘を持ち歩くのも面倒ですし、フードや帽子で防げるレベルなので住んでいるうちに私もささなくなりました。
傘は雨が振らないと他に使えない道がないので邪魔になるんです。日傘をさすほど日もさしませんし。
雨対策グッズ
で、イギリスで便利な雨対策グッズが、防水製品です。
防水の靴
例えば防水の靴。
イギリスでは日本のように道路が綺麗に舗装されていなくて、昔ながらの石畳が多いので、道も凸凹で、水がたまりやすいです。結構道路全面が水たまりになってしまい、避けては通れないということも…。特にエディンバラはそういう道が多いです。
そういう時に防水の靴ならなんとかなります。
イギリスでも売っていますが、いかにもレインブーツってやつが多いので、日本のようなおしゃれなやつは欲しければ一つ持っていくといいかもしれません。
ほんと靴が濡れてしまうと大変ですからね。
元々防水でない靴でも、防水・撥水スプレーをこまめにかけることである程度濡れてしまうことを防ぐことができます。
防水の上着
防水の上着も便利です。撥水スプレー加工してあるやつじゃなくて、ちゃんと防水のが一枚あれば、ハイキングの時など急な雨にも対応できますね。ちゃんとポケットまで防水になってるやつが便利です。
防水のリュックカバー
あと私が個人的に持ってて良かったなと思うのは、リュックサックの雨カバーです。旅行用のバックパックに付属していた鞄を丸ごと覆えるタイプのカバーなんですが、傘をさしていても鞄が濡れてしまうということが多いので、かなり使えます。
耐久性も高いし、買えかえもきくので、旅行中は地面に置くときとかにも便利です。
こういうやつです。私は蛍光黄色のやつです。雨だと視界も悪いし、雨じゃなくても夜道を歩く時とか後ろから、車が近づいた時とか見えやすいかなと思って。
折りたたみ傘
上記の通り、イギリスでは大雨より小雨が多く、上着のフードなどで済ます人が多いため、傘は日本ほど使われていません。
なので逆に少しでも濡れるのが嫌で、きちんとした傘がほしい、鞄に普段から折りたたみ傘を一つ入れている、職場に一本置いておきたい、という人は実は折りたたみ傘は日本で買っていったほうがいいです。傘の需要が雨がよく降る割に低いので、売っている傘のクオリティは低い上にすごく高いです。また、良い傘は結局日本からの輸入品であることも多いです。
日本で売っているような超軽量・小型の折りたたみ傘というのはあまり見かけません。
こちらのような超軽量の傘はスコットランドの気候に良いと思います。レビューでは大雨には対応できないと書いてありますが、逆にスコットランドで大雨は稀なので緊急用に鞄に入れて持ち運ぶ傘としてはこのような日本で売っている超軽量の傘で良いのではないでしょうか。
私も旅行用、職場に置いておくようなどで次回帰国時には数本追加で折りたたみ傘を買ってこようと思っています。
あとイギリスでは日傘が必要になるようなシチュエーションは真夏の数日くらいで、ほぼ稀なので、日傘兼用の傘である必要はないと思います。もし兼用だと値段が高くなるような場合には普通の傘で全く問題はありません。むしろイギリスで晴れの日に傘をさしている人は見たことがないので、傘をさして街を歩いていると変人だと思われるでしょう。
まとめ
まとめると、イギリスでの頻繁な雨を快適に凌ぐには、防水ジャケットや、鞄のカバー、超軽量の折りたたみ傘など、毎日使えるようなものにするのがポイントです。
天気が悪いのはイギリスの悪いところですが、雨に濡れてしまうと汚れてしまったり、ますます気分が悪くなるので、雨対策グッズをしっかり準備して、楽しいイギリスライフを送ってください!
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