イギリスでフラットの物件や、フラットメイトを探しているとフラットや共同生活に関する英単語を沢山見かけます。というわけで今回はそんなよく見かける言葉の意味を紹介したいと思います!

これからイギリスでフラット探しをする人の参考になりますように。

 

(写真は全てイメージ画像です、イギリスの物件の写真ではありません)

 

Clean and Tidy ・・・ 清潔、片づける

これはフラットシェアの最低条件に入るような言葉で、だいたい誰でも書いてます。

両方とも綺麗って意味ですけど、Cleanは汚れがないという意味での綺麗、Tidyは散らかっていないという意味での綺麗です。

なので洗剤を使って本格的な掃除とか嫌いな人はあえてTidyだけ書いている場合もありますw 私もClean and tidyって書きますけど、ここをやたら詳しく書いている人はちょっと潔癖症の可能性があるので避けます…。

 

Spacious ・・・ 広い

Spaceがあるっていう意味で広いです。これが書いてあれば広さに自信のある物件って感じです。Generous(寛大な)と書いてある場合も広いという意味です。

逆にGood sizeだとまぁまぁとか中くらい、Tiny, Small, Cozy とか書いてあると小さい部屋って感じです。これはちょとネガティブな意味も入るのでわざわざ書いてあったらかなり小さいってことかもしれません。

 

Double room, Single room, Study room, Box room

これは部屋のサイズを表しています。イギリスでは部屋のサイズを表す時にこのような書き方をします。ダブルルームとシングルルームは、入るベッドのサイズを表していて、ダブルルームならダブルベッドの入るサイズってことです。私の部屋の場合はキングサイズのベッドがあるのでそう書いてありました。当然大きいベッドの入る部屋はその分大きいです。

エディンバラだとDouble roomの部屋がほとんどですね。Doubleを略してDblとか書かれている場合もあります。学生寮とかはSingle roomが多いです。

さらにStudy roomやBox roomとは寝室と呼ぶには小さい、あるいは窓がない、おまけの部屋みたいなやつです。でもそれを格安で貸し出している場合もあります。貸し出しているからには最低限シングルベッドが入るサイズではあるはずですが、これはホントに小さいのを覚悟した方がいいです。窓がないというのも大変ですね、でも短期間で借りる場合とかはいいかもしれない。ちゃんとしたリビングルームとかのある家なら部屋では寝るだけにしたり。

 

Long term, Short term ・・・ 長期契約、短期契約

これは契約の期間の長さを表しています。Long termが長期契約で、通常6ヶ月以上とか、1年以上とかフラットごとに決まっています。そしてShort termが短期用のアパートで、長期出張とか、長い夏休みとか、インターンシップとかでたまたまその期間だけ人がいないから貸し出すとか、そういう事情で基本的には仮住まいみたいな感じです。Short termだと元の住人のものがそのままあったり、割高だったり、逆に割安の場合もありますが、色々特殊です。短期留学でフラットを借りたい場合はこういうものを探すことになりますがLong termより珍しいのでぴったりの期間借りるというのは大変です。

 

Viewing ・・・ 見学

これはとっても大切なことですが、イギリスでのフラット探しはイギリスに来たばかりの無知な人を狙った詐欺とかもあって、ホントは物件なんかないのに適当な写真を貼って契約を交わしてお金をだまし取る人とかがいます。なので必ずViewingに行って、物件が実在することを確認し、住んでいる人と話をして大丈夫そうだと思ってから契約しないとダメです。

できればイギリスに着いた時に既に家が決まっていると嬉しいとかで日本にいるうちから契約して実は家なんてないなんて悲惨なことにならないように、どうしてもそうするならせめてSkypeで家を見せてと頼みましょう。

私のフラットメイトもこの度エディンバラからロンドンに引っ越すのでこの間Skypeフラットビューイングをしていました。近ければ現地まで行って見学する場合もありますが、それも大変ですしね。

なので広告にはだいたいWe can arrange viewingとか書いてますが、書いてなくても、見学させて下さいと聞きましょう。

 

Deposite ・・・ 敷金

デポジットは日本語でもそのまま使うので分かるかもしれませんが、賃貸の場合イギリスにも敷金が存在します。このデポジットは普通は家賃一か月分です。たまに少なめだったり多めだったりしますが、1.5か月分より多いのは珍しいです。

Agency(不動産屋)から家を借りる場合には、イギリス国内に保証人がいない場合に家賃を半年分とか前払いさせられることがありますが、これはデポジットとは別です。

デポジットは家で何か壊したりするとそこからその分が引かれます。私は今まで三年間イギリスで住んでいてデポジットから何か引かれたことはありませんが、友達は酔っぱらってドアを突き破ったことがあるらしく、それでデポジットからドア代を引かれたらしいです。

このデポジットがまた色々トラブルがあって、大家さんが使い込んじゃったりみたいなことが起こりうるので最近はイギリスではデポジットアカウントという政府のデポジット補完用の口座に預けられるのが普通です。ちゃんとした大家さんならそうします。そうすると家を借りた人のところにきちんと預けられましたっていう連絡が来ます。エージェンシーを通さず大家さんと直接契約する場合はこの辺も気を付けたいですね。

 

Guarantor ・・・ 保証人

これが外国人としてイギリスで家を借りる時にやっかいになるものです。

イギリスでは特にエージェンシーから家を借りる場合に、この保証人をつけないといけない場合があります。年齢で決まっていたり、職業や収入で決まっていたりしますが、保証人を求められた場合は通常その人が一定以上の収入があり、イギリス国内にいないといけません。友達や同僚に頼むこともあり得ますが、頼まれた方は当然プレッシャーになるので簡単には頼めません。普通なら家族ですね。

これが見つけられない場合、日本と同じようにお金を払って保証人になってくれる業者もあります。さらにそういうのもダメな場合は、エージェンシーだと家賃を前払いになります。まぁでも前払いというだけなので結局払うものですし用意できるならそれでいいという人も多いでしょう。そのエージェンシーが倒産した場合などは知りませんが…。前払いだと3-6か月分くらいというのが多いですね。

 

Reference ・・・ 推薦書

これは日本にない文化ですが、イギリスは推薦文化で、仕事や大学に応募する時だけでなくて、家探し手でもこのリファレンスを求められます!

自分がきちんと家賃の支払い能力がある、やばいことをする人じゃないっていうのを証明してもらうために、前の大家さんや、仕事場などにこの推薦書を書いてもらうことがあります。

一番多いのは二つ頼まれる場合です。大家さんや会社は書きなれていると思うので、テンプレートがあるはずです、気軽に頼みましょう。

もしイギリスで初めて暮らす場合、や初めて一人暮らしをする場合、大家さんの推薦書などが用意できない場合もありますが、支払い能力があることが証明できればよいので、エージェンシーや大家さんに相談すれば他の方法でもOKとなる場合もあります。銀行の残高証明とか。

あるいは証明書の英語で書いてあればイギリス国内のものでなくてもよいかもしれないので、日本の不動産屋さんに頼めば何か一筆書いてくれるかもしれません。これはそこまでフォーマルなものではないのでどうにかなるでしょう。

 

Available Date ・・・ 入居可能日

これはその物件と契約が決まった場合に、いつから入居できるかという情報です。

イギリスでは家が空いてから人に貸すのではなく、既にいる人が引っ越しが決まった時点で引っ越した次の日からすぐに入れるようにするということがあります。その場合、例えば2か月先の契約とかも結ぶこともあるので、このAvailable Dateはきちんとチェックしないと間の期間をどうするんだってなったりするので注意が必要です。

 

Furnished, Unfurnished ・・・ 家具付き、家具なし

イギリスでのフラットには、家具が元々ついているものが多いです。それをFurnishedと言います。入ってすぐそのまま生活できるので、イギリスでの引っ越しは初期費用がDeposite以外ほとんどかからないのがいいですね。

この家具も色々なので、自分の趣味に合うか写真や見学で見て決めたり。変えたい場合は大家さんに相談すれば自費とか、あるいはいい大家さんなら大家さんが新しいものを買ってくれる場合もあります。

私もまえ部屋にデスクがなくて勉強できないって言ったら大家さんがIKEAで買ってきてくれました! あと一緒にIKEAに連れてってくれて他ににも必要なものがあれば買うから言ってって言われました。まぁそういう大家さんは稀ですね、あるからいいじゃんってなっちゃうかも。

でも例え大家さんが家具に興味なくても、Unfurnishedのフラットを借りても、イギリスにはCharity shop(チャリティーショップ)といういらなくなった家具を寄付して、それを売っているお店が沢山あるので、そこで買えば格安です。私の部屋の家具もそこでいっぱい買いました。中古家具ですが、イギリスの家具レベルは高いので、古い物の方がよっぽど素敵だったりします。

 

Inclusive, Exclusive ・・・ 光熱費込、別

イギリスではフラットシェアをした場合に光熱費も払うことになるわけですが、これが家賃に含まれる場合と含まれない場合があります。

エディンバラで例えば2人暮らしだと、社会人なら税金もかかって家賃と別にプラス£100くらいはかかるので、それも鑑みて、Inclusiveと書いてあればトータルでは安いかもしれません。Including bill, bills includedだったら光熱費は込、インターネット代や税金は別かもしれません。他にもelectricity, gas, internet, council taxなど色々な書き方があります。

これがどうでもよさそうで、結構重要で、Inclusiveの場合は大家さんが全部手続きをやってくれている可能性が高いので、面倒な手続きをしなくていいし、しかも自分たちで光熱費を払わないと、請求が来るたびに2で割って銀行口座で移して…とかやらなくていいので楽です。住んでいる中でも光熱費を自分達で払っていると、暖房など高いので使いながらその費用を意識してしまい、喧嘩になったり…。

光熱費込だと、うっかり電気のつけっぱなしとかしてもまぁ気になりません。もちろんつけっぱなしはダメですけど…。Inclusiveの方がストレスは少ないなと私は思います。大家さんが家に住んでいる場合は微妙ですけどね…。

その分割高かもしれませんけど、私は結構この光熱費のことを考えなくていいInclusiveはそういう点でお得なんじゃないかと思ってます。まぁでももし迷ったらくらいの話で、それが決め手ってほど大事な要素ではありませんけど。

 

En suite ・・・ スイート、専用バスルーム付き

これはフランス語で、アン・スイートと発音しますが、部屋に個別のトイレとバスが付いているタイプです。イギリスの物件だと結構マスターベッドルームはトイレとバスがついているタイプが多くて、そういう部屋は値段も高くなりますが超人気です。

私もスイートに住みたい! やっぱり掃除が一番大変なのがバスルームなので、そこが自分専用のバスルームがあると掃除で喧嘩することもなくていいです。

ただスイートルームだと、よほどいい物件じゃないと、バスルームに窓はついてないと思うので、湿気とかの意味では掃除が大変かもしれません。それに2ベッドルームの家だったらスイートのマスタールームにもう一つ家族用のバスルームがって、結局二人暮らしならそれぞれ専用のバスルームみたいな感じになります。しかもそういうファミリーバスルームの方がバスタブがあって広いっていう場合もあります。なのでそれで且つ安い方の部屋だったらお得かも。

ただスイートルームは一番いい部屋ってことなので、家の中では一番サイズも大きい部屋になるはずです。お金は出すからとにかくいい部屋って思うならEn suiteはねらい目です。

 

Professional, Student ・・・ 社会人、学生

Professionalは社会人、働いている人という意味です。イギリスでフラットをシェアする時、だいたいの人は社会人同士、学生同士で住みたがります。これは、イギリスにCouncil taxと呼ばれる住民税がありその住民税の割引が学生の割合が決まってくるからです。これがホント謎システムなんですが、学生のみだと100%割引なのに、学生一人と社会人一人で暮らすとなぜか50%割引ではなく25%割引になります。つまり学生と社会人が混じっていると税金を多く払わないといけなくなります。

これがどうやって払うかでトラブルになるので、学生は学生同士で暮らすのが基本です。なので募集の欄にはNo studentとか書いてあったりします。

他にもPost graduate とか略してPost gradとか書いてあればそれは院生の意味なので学生です。Occupation(職業)という欄にそう書いてあったりします。

 

HMO ・・・ 多人数用住居

HMOはHouse in Multiple Occupationの略で、イギリスでは3人以上の家族でない人同士が一緒に住む場合は家側にライセンスが必要になります。

これは犯罪とかが起きないように住んでいる人を把握するためで、ベッドルームが3つ以上あっても、このHMOライセンスのない家は家族などでないと住めません。2人で3ベッドルームを借りるならOKですが。

HMOに加入している場合、時々抜き打ちでチェックとかあるらしいです、ちゃんと申請通りの人数が住んでいるか、変な人が住んでいないかとか。違法移民とかに対する対策ですかね。

なので物件情報にも大きい家でNo HMOとか書いてある場合があって、それはシェアには向いてない家ってことです。

ちなみにこのHMOの”3人以上の家族でない人間”という定義は、イギリスではカップルは結婚していても結婚していなくても、異性でも同性でも家族として扱われるので、例え初めて同棲を始めるカップルでもカップルであると自己申告すれば、一人と同じように扱われます。つまりカップルであれば三人以上でも住めます。

こちらの法律相談サイトでも明確に定義されていますが、カップルともう一人であれば二人として計算されるのでHMOライセンスは必要ないということです。これはカップルが二組であっても同じです。

なのでお金をとにかく節約したいのであれば、カップル同士で暮らすのもアリかもしれません。もちろん人が増えるほどトラブルも起きやすくなりますが。

 

First come, first served ・・・ 早ものがち

これはエージェンシー(不動産屋)からフラットを借りる場合に覚えておくと良い用語です。

イギリスではエージェンシーを通しても大変借りる競争率が高いので、誰に貸すかその決め方には大きく分けて2つあります。

一つは応募者がある程度集まってところで大家さんに報告し、大家さんが一組を選び契約をする方法。2つめのこのFirst come, first served(初めに来た者が初めに与えられる)というやり方で、誰でもいいから早く決めたいエージェンシーが、2-3組だけを見学に呼び、後は最初に応募した人が契約を結ぶというやり方です。

この場合には、文字通り応募フォームを書きに走ることになります。

このように貸し出すと分かっているエージェンシーの場合には先に応募フォームを埋め、一人が見学に行き、もう一人が電話がくればいつでも送れる状態にしておくという方法もあります。

フォームもかなり細かく聞かれて埋めるのが大変な場合もあるのでその時は正直選ばれないと怒りすら湧いてきます。私は一度10分遅くて素敵なフラットを逃したことがあるので今でもそのことが悔しいです。

逆に大家さんが選ぶ方式だと、どうしても外国人はイギリス人より不利になってしまったり、収入面などで選ばれにくい場合もあるので、ある意味平等です。なのであるエージェンシーはこの方式、またあるエージェンシーは別の方式、というやり方も良いのではないでしょうか。

 

他にも

Quiet(静か), Bright(明るい), Sunny and Airy(日当たりや風通しが良い), Centre(中心街にある), Great view(眺めが良い)など様々なキーワードがあります。

こういうキーワードでいいフラットを判別して理想の物件を見つけたいですね! イギリスでのフラット探しはすごい大変ですけど、色んな物件を見るのも楽しいので根気よく探すのが一番。

フラット探しに便利なサイトを紹介した記事も書いているので是非参考にしてください。

 

エディンバラフラット探し② -フラット探しのサイト-