エディンバラフラット探し① -個人的体験談-

今回はエディンバラ及びイギリスでのフラットについて書きたいと思います。

イギリスではマンション/アパートのことを「フラット」と呼び、同居人はルームメイトではなく「フラットメイト」と呼びます。ルームメイトだと同じ部屋に住んでる人のこと。

私も去年エディンバラで語学留学した時に、寮やホームステイではなく現地の人と同じようにフラットを借りて住みたいと思ったので、フラットメイトを探して住みました。

だいたいインターネットで募集しているのを見て、連絡して、フラットを見に行って話してという感じです。特に新学期前は新入生が皆フラットを探すのですごい競争率になります。一つのフラットに何人も連絡して、そのうち数人が見に行けて、そして一人が選ばれるという感じです。

私が初めて一緒に住んだのはスコットランド人男性でしたが、彼は求職中で基本ずっと家にいて、フレンドリーだったけれども少し繊細な人で、一度私の当時の彼氏がエディンバラに遊びに来たいと言った時に、三週間うちに泊まってもよいかと聞いたところ拒否され、まぁそれは嫌なら仕方ない（冷たいけど）ですが、それ以降何かと喧嘩になり結局フラットを変えました。

そのフラットです。部屋自体はちょっと暗かったけどなかなかよかった。

次に住んだところはスコットランド人女性、大きなスーパーの近くの、学校までのバスも多い便利なところで（うるさかったけど）、すごく気に入ってました。スコットランドでは通常ユニットバスですが、そこはシャワーとトイレが別で嬉しかったし、すごく広くてきれいなリビングがありました。フラットメイトも同い年の素敵な人で、楽しく暮らしていました。しかしイギリスを離れていたフラットの持ち主が急遽帰国しフラットを明け渡さねばならなくなり、四か月後また引っ越しました。

元住んでいた人の趣味が良かったリビング

その代わり大家さんが住んでいるフラットの空き部屋を貸してくれることになったのですが…、そのフラットでまたトラブルが…。その大家さんともう一人のフラットメイトが潔癖症で、毎週末家じゅうを漂白するのです。料理後はガス台を分解し掃除（毎回）、冷蔵庫の中身を全て出し、棚の食材調味料を全て降ろして掃除（毎週）、シャワーカーテンもトイレも浴槽も全て毎週漂白です。これが耐え難く…。勉強しに行ってたのでそんなに掃除に時間かけられませんし、それでも何とか頑張ってやってたんですが少しでも埃が残ってたりするとキレられたり…。
掃除してくれなくてトラブルはよく聞きますが、綺麗好き過ぎてトラブルはあまり考えていませんでした…。なので引っ越し前にうちはすごくきれい好きだからって言われて普通に喜んでいましたが間違いでした。

結局最後の一か月は学校が手配してくれたホームステイ先にお世話になることに…。素敵なスコットランドファミリーで、可愛い女の子二人もいて、専用のシャワーとかもあったので快適でした！場所も少し郊外なんですがバスで学校に通えましたし、とにかくとても静かで綺麗なところでした。もう一人の留学生の日本人もとてもいい子で最後は穏やかに過ごせました。

このようにフラット探しには様々な人間関係のトラブルがつきものです。私以外の話ですと、嫌なことがあるとフェイスブックに悪口を延々書かれる、隣からベッドの音が延々聞こえる、自分（男）以外のフラットメイト四人（女）が超険悪、など…。
他人との共同生活ですから、絶対にトラブルが多かれ少なかれあります。イギリスでは一人用のフラットはほとんどありませんし、その場合大学の寮の方がよいでしょう。しかし人と住むのは賑やかですし、友達もできますし、異国での生活に仲間がいるのは心強いことです。何よりフラットシェアの方が安いですし。場合によっては光熱費込で月300ポンドとかも可能です。
トラブルは必ず起きることと肝に銘じ、ある程度のことは話し合って解決し、我慢できなければ変えるとするしかないでしょう。しかし恋愛と一緒で完璧に自分と同じ生活習慣の人は存在しないので、譲り合い、受け入れ合いで生活するのがいいですね。日本人と暮らすのも快適度では実際いいかもしれませんがまぁせっかくだから違う国の友達が欲しいってところもありますね。でも醤油とかシェアしたりできることとか考えると、日本人と一緒なら楽ですね（笑）

私は今回、友人がちょうどフラットをでていくところだったので、そこにまだ住んでいるリトアニア人の子と今日スカイプし、良ければ私をそこに住ませてくれないかと頼んだところです。スカイプの感じでは好感触でしたが、向こうに選ぶ権利があるのでわかりませんね。しかし渡英前からチャンスがあるのはラッキーです。そうでなければ向こうについてからフラットを巡り探すことになるので…。
基本的にはフラット探しは現地に行って電話番号を手に入れてからでないとなかなか難しいです。掲示板に電話してとだけ書いている人もいますし。

私がフラットを探すにあたって、値段とフラットメイト以外のことで去年の教訓を踏まえ考えるのは
・学校への行き易さ（遠くても、バスが便利か）
・スーパーの近さ（イギリスはスーパーごとに値段も違う。大型スーパーの近くだと食費が抑えられる）
・静かさ（築年数でも窓のつくりなどで変わる、あとはバーが近くにないとか）
・明るさ（スコットランドは寒いので窓が小さい！）
でしょうか。スコットランド人はびっくりするほど部屋の明るさに無頓着です。何故なのか。あとは静かさは基本フラットが古い（築300年とかありうる）ので窓がちゃんと閉まらなくて音が全く遮断されないとかあります。隙間を埋めたり色々しましたが限度があります。新しい建物は見た目は微妙だったりしますがその点安心です。

今回は勉強に集中したいので今交渉中のフラットがだめなら寮で一人暮らしも考えています。高いけどキッチンも全部ついたようなところもありますし。まぁフラットをシェアするかどうかは完全に人によりますね。でも一度はやってみるのもいいかも。トラブルは絶対に起こることと思っておけばそんなにつらいこともないかもしれません。

いいところに住めるとよいなぁ！

フラットの探し方の具体的な方法については次の記事で書きましたのでそっちも是非ご覧ください。