海外で暮らしていると意外と日本語のまま知られている言葉って多いんだな、って気づきます。
すごい英語訛りで繰り出される日本語は面白いところもあり…結構びっくりするような日本語が知られていたりもするので、今回ご紹介したいと思います。
1,基本編
Sushi 寿司
これは日本を全然知らない人でもまず知っていますね。ちゃんと寿司の種類としてMakiとNigiriは皆理解してます。同様に、食べ物は色々知られています。Ramen、Katsu Curry、Sakeなど。
Geisha 芸者
これも映画などの影響で知られていますね。着物を着た写真などを見ると反射的に言ってきます。でもなんか芸者さんってエンターテイナーのことだと思うんですけど、海外だとたぶん映画とかのせいで性的なエンターテイナーみたいに勘違いされてる部分もありますね…。
2,地理・歴史・政治編
Kyushu、Honshu 九州、本州
東京、京都、大阪、北海道などの県の名前は皆結構知っているんですが、意外だなと思うのが、本州などの言い方も分かる人が多いこと。あれ、なんだっけーとかなる人もいますが、結構学校の地理の授業で教えてるみたいです。日本で半島の名前とか、島の名前とかやりますけど、実際どこまで言えるか。
Meiji、Edo 明治、江戸
地理と同様に、日本の歴史の年号についても知っている人が多いです。歴史に詳しい人なら尚更。こないだ、吾輩は猫であるっていう小説があって〜って話をしたら、それっていつの小説って言われて、明治っていう時代があってね、って言ったらああMeijiね〜。じゃあ何年ごろか〜ってフィンランド人が答えててびっくりしました。アニメ大好き日本オタクでもそこまで言えるかどうか…。
Abe Shinzo 安倍晋三
安倍総理の名は思ったより知られています。私なんて海外の首相や大統領の名前が何人言えるか…。あと建築方面でも日本人は有名な人が多くて、私は美術学校に行ったので建築の勉強している人ともよく話したんですが、日本人の建築家の名前がよく出てきますね。他にもスポーツ選手や音楽家など、皆聞き慣れないであろう日本語の名前をよく覚えてるなーって思います。
3,不名誉編
Karoshi 過労死
これはネガティブな日本語の中で最もよく知られている残念な日本語ではないでしょうか。日本の労働環境の悪さは有名で、過労死も日本語のまま知られています。それが日本以外には過労死が社会的な問題になっていないということを物語っていますね…。
Tanshin Funin 単身赴任
これはエディンバラ大学でエッセイの資料探してた時に、世界の家族のあり方みたいなやつで紹介されていたんですが、Tanshin Funinに値する英語がないように、これも過労死同様、日本独特の問題です。家族がいるのに単身で引っ越すというヨーロッパ人からしたら家族ってなにさって言いたくなる状態です。
4,食材編
Tofu 豆腐
基本編とかぶっていますが、寿司などの知られすぎている単語とは別に、スーパーなどで売られている日本の食材がそのまま日本語で売っていることがあるので、ご紹介します。豆腐はヘルシーでベジタリアンでも食べられる食材として今とても人気があります。Tofuと日本語のまま書かれたパッケージでだいたいどのスーパーでも売ってます。
Shitake 椎茸
Shitake Mushroomとして椎茸もイギリスではだいたいどのスーパーでも見かけます。他のきのこよりちょっと高いんですけど、売ってるだけ日本人にとっては嬉しいですね。乾燥椎茸も中華食材屋に売ってますが、ちゃんとした椎茸の分厚い食感はやはり生のものでないと。
5,その他
Otaku オタク
オタクは漫画やアニメが世界的にもハイレベルに発展した日本のオリジナルの日本語のままで知られています。元々日本語では何かに専門的で精通しているとかいう意味ですが、さかなくんは魚オタク。とかね。でも海外ではOtakuは漫画やアニメのオタクのみを指した言葉になっています。同様に、Animeも英語のアニメーションを略した日本語ですが日本の大人向けのアニメを特に指してAnime、またMangaも日本の漫画に限定した言葉として、Comicとは分けて使われています。
Shibainu 柴犬
シバケンじゃなくて、シバイヌとして知られているみたいです。他にもTosainu、Akitainu…など。忠犬ハチ公の物語とかも結構知っている人が多いですね。柴犬は海外でも人気が高いみたいです。
Sakura 桜
桜もSakuraと日本語のまま伝わります。Cherry blossomってわざわざ言わなくてもダイジョブです。4月に日本に帰った時、今度日本に帰省するんだ〜って話したら皆Sakura見に行くの!?って聞いてきました。海外でも桜の木は結構ありますね。日本ほどどこもかしこもとはならないんですけど。
以上海外でそのまま使える日本語でした。
日本語と英語はアクセントの位置が違うので、英語ネイティブの人が日本語を言おうとするとだいたい面白おかしい感じになってしまいますね。逆にノルウェー人やポーランド人などは言語の音が似ているのか意外と自然に日本語を発音することができてびっくりします。
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