イギリスの大学に応募したり、ビザを申請するのに必要な英語の試験iELTS。英語力を総合的に見られるので、苦手なものがあると良いスコアが取れないのですが、日本人はライティングが苦手な人が多いです。
私達の母国語である日本語は英語や他のヨーロッパ系の言語と大きな違いがあるので、同じことを言おうとしても、文法的にはあっていても不自然だったり、ボキャブラリーの面で不利だったりします。
モデルアンサーを読む
そこで日本人がライティングの勉強で一番大切なのがネイティブの英語を多くインプットすることです!
iELTSに限りませんが、文法を必死に勉強しただけでは日本語を訳した英語にしかならず自然な英語が書けません。それでは高得点を狙うことは難しいです。
iELTSにおいてはネイティブの書いたサンプル、モデルアンサー、つまり解答例をチェックすることが上達への近道です。
日本人がiELTSのライティングを勉強するのには、このモデルアンサーをどれだけ吸収できるかが高得点の鍵となります。
文法のエラーをチェックするよりどれだけネイティブの使う表現を自分のものにできるか。ネイティブの添削を受けるにもお金や時間が限られていますが、対してモデルアンサーを読みまくる勉強法なら自分のペースで時間のある限り勉強ができます。
具体的なモデルアンサーの活用例
それでは実際のモデルアンサーをどのように活用するのが良いか?
私のオススメは、
①まず問題を時間を計りながら自分で解く。
②モデルアンサーを読み、音読する(できれば10回以上)
③もう一度自分で解く。
この3ステップです。時間がない場合は②まででもOKです。
この中で特にポイントは音読することです。音読の効果はStudy Hackerやソクラテスのたまごなど様々な教育系のWebサイトでも紹介されていますが、単に読むだけよりも理解の効果が高くなると言われています。
また日本人は自然な英語の表現というのが母国語の違いから身につける点で不利であるので、よくある表現を音読することで丸覚えし、流暢に使えるようになる狙いがあります。読む、言う、話すの3つの行動が同時に行える音読は言語習得のとても良いメソッドです。
この音読のステップで表現を身につけたら、次の日にまた①のステップに戻り別の問題でその表現を活用します。
実際の試験は一度なので、前日の問題の表現をそのまま繰り返すことに問題はありません。特にiELTSはエッセイ形式の構造のとてもはっきりしたライティングなので、逆によくある表現の組み合わせが多いほどよいでしょう。
オススメのiELTSライティングサイト
それでは実際のそのトレーニングに使えるiELTSライティングの問題とそのモデルアンサーが掲載されたWebサイトを2つ紹介します。
iELTS Academic
私が一番オススメするのはこのiELTS Academicです! まずはこのサイトのライティングTask 1とTask 2を全て網羅しましょう。
このサイトがオススメな理由は、カテゴリ別にわけられた分かりやすいページもそうですが、なんと言ってもモデルアンサーに丁寧な解説が付いていることです。
ライティングは人が採点するので、得点の根拠が不明であったり、何を気をつければ得点が伸びるのか分からなくなってしまうことがありますが、このiELTS Academicでは得点の項目ごとにその点数になった理由が解説されています。特に得点の高い表現や語彙も紹介されているのでそれを参考に自分のライティングを見直すことができます。
iELTS Mentor
次にオススメなのがiELTS Mentorです。
このサイトがオススメな理由は、問題とモデルアンサーの掲載数です。iELTSライティングを勉強し続け、もう参考書の問題を全て解き終わってしまった、という人でも、大量の問題と解答例がここに載っています。
このサイトでは一つの問題につきいくつも回答例が載っているので、同じ問題に対しての違うアプローチや語彙を見ることができます。
特に語彙に不安がある人はこのサイトでカテゴリごとに苦手なパターンを潰していくと良いのではないでしょうか。
クオリティのiELTS Academic、量のiELTS Mentorという感じですが、自分の現在のライティングレベルや苦手なカテゴリに応じてこのようなモデルアンサーの載っているウェブサイトを活用して勉強し、チャンスがある時に語学学校やオンラインサービスなどでネイティブに自分の回答をチェックしてもらうというのが理想ではないでしょうか。
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