日本だと引っ越しってとてもお金がかかります。私も引っ越しシーズンに東京から千葉への家具数点の引っ越しで、見積もり取ったら8万円もしてびっくりしました。

イギリスにも色んな引っ越し業者がありますが、もし市内あるいは近郊の引っ越しや家具の宅配などを頼みたい場合にはマン&ヴァン(Man and van)もしくはマン・ウィズ・ヴァン(Man with a van)というサービスを使うととても便利です。

 

マン&ヴァンとは

マン&ヴァンとは、マン(男性一人)とヴァン(大型車)を雇うサービスです。空いた時間に持っているヴァンを使って副業として引っ越し業者をやっているような人もいますが、ようはアマチュア引っ越し屋ということです。

ちゃんと専門でやっている人もいて、その場合保険に入っていたりもするみたいです。

でも安い家具だけなので保険などあまり必要としないとか、家具もはないけど引っ越しで車もなくて荷物を自分で運ぶのは難しいとか、引っ越しでなくても中古の家具をネットで買うから運びたいとか、そういう時に安く済ませたければこのマン&ヴァンを使うと便利です。

たいていはその名の通り男性一人とヴァンのレンタルサービスですが、頼めば一人以上雇える場合もあります

イギリスの古い家ではエレベーターがないことが多いので、階段など素人では運ぶのが難しい場合なども手伝ってくれます。エレベーターがないと割高ということもあります。

実際私はフェイスブックのマーケットプレスで買ったソファを隣町からこのサービスを使って運んでもらい、四階の自宅まで階段も全てやってもらいました。

 

料金について

料金は個人がやっているサービスが基本なので、とても安いです

ソファ一個で隣町まで行って運ぶまで合計3時間くらいかかるのに、£40で済みました。一応数件見積もりを頼みましたが、だいたい皆£40-60くらいみたいです。地域にもよると思うのでロンドンではもっと高いかもしれません。

今回はソファ一個でコミコミで見積もりをしてくれましたが、時給の場合もあります。

その場合はスコットランドだと最初の一時間が£20-30でそれ以降一時間ごとに£10-20の追加とかそんな感じでやってくれます。

だいたい地元で副業でやっているような人が多いので、市内のみとかに限られてしまいますが、市内での引っ越しをする場合も多いので、とても便利です。

 

マン&ヴァンの見つけ方について

業者の探し方ですが、Facebookのマーケットプレイスか、Gumtreeなどのコミュニティサイトで探すのが便利です。

Facebookのマーケットプレイスの例を紹介します。

まずはこんな感じで”man and van”や”man with a van”などのキーワードを入力します。

 すると地域で広告をだしているマン&ヴァン業者が表示されます。だいたいこんな感じのヴァン、家具数点なら運べるかなというサイズが基本です。

表示されている料金は時給である場合が多いです。Freeや£123となっている場合は見積もりによるということです。

さらに大型のヴァンや2-3人を雇えるサービスもあります。その場合は料金も高くなりますが、日本の引っ越し業者に比べれば超安いです。

ただしこういう業者は日本の引っ越し業者のように梱包してくれたり、通り道を保護してくれたりということはありません。

なので高価な家具などを扱う場合は、引っ越し専門の保険つきの業者を探した方がいいかもしれません。また引っ越し専門業者であれば日本と同じように遠距離の引っ越しも請け負ってくれます。

引っ越し専門業者を探す場合には”Removal”で検索します。

ともかくFacebookで探す方がGumtreeよりメッセージなどのやり取りもスムーズだし、Gumtreeよりは顔や名前が分かる分いくらか安心できます。なので私はまずはFacebookでの検索をオススメします。

申し込みも、前日や当日でも受け付けてくれるところが多いです。

私は今までにマン&ヴァンを二度利用しました。体力に自信のある人がやっているサービスなのでやっぱり自分で運ぶよりは安心します。

二回とも前日夜の急な問い合わせですが問題なく引き受けてくれました。とっても便利ですね。

 

以上イギリスのマン&ヴァンサービスについてでした。