バス料金の値上がり
イギリスでは常にものの値段が上がり続けています。
住宅の価値が上がり、レストランのメニューの値段が上がり、そしてバスの料金も値上がりします。
これは毎年少しずつ起きているのでインフレは当たり前と皆思っているみたいです。今回はまたバスの値段が上がると、エディンバラのバス最大手Lothian Busesから手紙が来たのでバスの値段の話のついでに、エディンバラのバス定期の割引についてお話します。
その前にまずは値上がりしたバスの料金とその比較。(社会人料金です)
改定前 | 改定後 | 支払い | |
シングルチケット | £1.60 | £1.70 | 乗車毎 |
デイチケット(一日乗車券) | £4.00 | 値上げなし | 一日 |
定期/4週間ごとのトップアップ(チャージ) | £54 | £57 | 4週間毎 |
定期/ダイレクトデビット(銀行引き落とし) | £50 | £53 | 一ヶ月毎 |
このようにちょこっと値上がりしました。
料金の支払い方法の比較
一日乗車券は3回以上バスに乗る日ならお得です。
一週間に9回以上バスに乗れば定期の方が安いです。会社に通う人なら週5で計10回は乗るはずなので当然定期がいいですね。
ちなみにこの定期券には2種類の支払い方法があり、
- 4週間毎にプリペイドでお店でチャージする方法
- ダイレクトデビット、銀行引き落としで毎月月末に支払う方法
があります。
これがちゃんと計算すると分かりますが、一回の支払い金額で見ても、支払い回数を見ても②の引き落としの方が断然お得です。
一年は52週間なので、四週間ごとにチャージすると、一年間で 52/4 = 13, 全部で13回支払います。それに対し毎月の支払いであれば12ヶ月分、12回です。
一年ごとの合計支払金額
①四週間ごとにチャージ
£57 ×13回 = £741
②一ヶ月ごとに引き落とし
£53 × 12回 = £636
なので£105安いです。
Lothian Busesも今回の値上がりのおしらせの手紙のなかではっきりと
“The Revised Direct Debit monthly payment of £53 remains the cheapest way to purchase unlimited travel on our network”
(£53の新料金でも、毎月のダイレクトデビットでの支払いが一番安い定期券の購入方法です)
と書いています。
それでも引き落としにしない友人などの言い分を聞くと、「だってホリデーとかで二週間とかいない時があるし、その間バス定期払いたくないから」
でもそもそも一年の支払い回数が一回多いわけなので、例え4週間パーフェクトにタイミングよく定期が切れる時にホリデーを取ったとしてもまだ引き落としの方が安いです。
しかもホリデーに行くならたいてい空港などに行きますね。その時にも定期は使えます。空港行きのバスなどは通常より高い特別料金なのでそれを定期なしで払うことになります。
手数料・キャンセル料
ダイレクトデビットは申込時に手数料£65がかかり、これが最初の支払いまでの定期代にもなり、支払いは月末なので、もし月末近くに申し込みをするとちょっと損しますが、それは定期を解約した時に一部返ってくるらしいです。まぁなので申し込みのベストなタイミングは月の初めということですね。
またダイレクトデビットは最低一年契約で、それより早く解約すると解約料£25がかかるので、そこも注意です。なので三ヶ月しかエディンバラにいない人なんかは定期でもチャージ式の方がいいですね。
チャージの手間
料金について色々言ってきましたが、それに何より引き落としで一番いいのは、チャージしに行く手間がないこと。正直私にとっては料金のお得さよりこっちの方が大事です。
私は時間はお金では買えないと思いますので、四週間に一回わざわざチャージしなきゃいけないっていうのが時間がもったいないです。
しかもうっかりチャージし忘れると朝の貴重な時間をロスしたり、その分の料金を払ったり…。たまたま小銭がなくて多く払う羽目になることもあります。
それにどうせ毎月固定料金のものをいちいち色々考えずにすむのも嬉しいです。
エディンバラに住む社会人ならもうダイレクトデビットしかないですね!
学生は学生料金で割引があるのでそちらもチェックしてください。
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